長女も次女もわれわれの手もとを離れて数年経ちました。
家族で長い間アメリカに居たために、どうしても日本の行事とは縁の無い生活を送りがちでしたが、時に日本から雛あられやお菓子の鯉のぼりセットが送られて来て、小さい子供達にその説明をしたりしていたものです。
でも今はそういうお雛様を飾ることもありません。
アメリカでは、小さなお雛様のセットをちょっとだけ家の棚の上に乗っけて日本に思いを馳せながら季節感を味わうようなこともありました。それでも、どうしても日本の行事とは離れてしまう所はその手の行事をあまり気にしない我が家のキャラクターの為でしょうか。
その点、ユダヤ人家庭などはバルミツバやバドミツバを始め、パスオーバーその他のたくさんの季節や年令に応じた行事をきちんと厳格にこなしている点が、宗教が生活に溶け込んでいる家庭といない家庭の大きな差だなと感じました。
考えてみれば、娘達がアメリカを中心としてこれから過ごして行く人生を考えてみると、二世、三世がもし生まれてくるとしたら、彼らの文化的バックボーンがアメリカ人の標準が中心になるとしても、日本という国の文化や習慣も少しは知っているような育てられ方をして欲しいなと思うのですが、どうなるのでしょうね。
遠い未来に思えても、実際起きてしまったらあっと言う間に過去になっていくそういった人生のイベント。私も親として少しは見届ける位の長さの人生は生きてみたいなと考えるこの頃です。
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