今日おばあさんが亡くなられました。
夕方仕事が一区切り付いた頃に眠るように。90代半ばの身寄りの無い方でしたが、心不全がある状態で誤嚥性肺炎を頻回に繰り返した状態で施設から送られてきた方でしたが、次第に腎機能も低下してきて体中に水がたまり浮腫が少し出てきていました。
その方が亡くなられたのですが、その後が問題。
この方身寄りがおられないので、後見人を束ねる組織に当たる”XXの会”みたいな組織に連絡して、御遺体の引取りに来て頂くことになります。とりあえずそこに連絡した後、待つこと一時間半。YY葬儀さんが病院にストレッチャーを持って現れました。
私がこの日お見送りした患者さんは古い昭和の頃に建てられた病棟におりまして、亡くなられたからと言って御遺体をどこかの別室に直ちに移動させるシステムにはなっていない病棟。
葬儀社の方二人が四人部屋の病室に入ってきてカーテンで仕切られたベッドに近づいていったのですが・・・。そのベッドの隣の方も寝たきりの方でこれまた90代の方。そこのベッドとの仕切りを間違えてヘルパーさんが開いていたのも良くなかったのですが、亡くなられた方には当然お顔に布が掛けてありますので誰が亡くなられたかは判るはず!
ところが、おっちょこちょいの葬儀社の方が「えっと、こちらの方ですかね。」と言って、まだ元気な、ただ寝ているだけの90代のおじいちゃんの方に近づいていきます。
見ていた我々大慌てで「こっち!こっちです〜〜〜!!」と小声で叫びました。
思わずその抱え込みアクションを起こしかけていた葬儀社の方は平謝り。パートナーの方も平謝り。我々は、眼前で起きたブラックな状況に亡くなられたおばあちゃんの脚元で不謹慎にも笑ってしまったのでした。
シュール過ぎました。orz
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