2019年3月15日金曜日

多死時代突入を実感する日々

最近、立て続けに患者さんが亡くなられました。

病名は伏せますが、一言で言うと難治性疾患の方々。
最近、病院に来られる葬儀関係者の方々にお話を伺うことがよくあるのですが、実際に多くの方々が亡くなられているため御希望に添えるような近所の葬儀場が選べない方はもちろん、通夜や葬儀を1日余計に待たなければならなかったりというような事が多くなっているとのことでした。

実際に火葬場も焼くのが順番待ちになっていたりすることも多くこれは全国的な現象のようです。多くの高齢者、そしてこれからは団塊の世代がまとまって死を迎える時代になってきておりますので、今後暫くの間(多分、次の元号が決まって30年間ほど)は日本の人口の本格減少期と重なりますので、火葬場待ちで自分の体を焼く順番を待つようになるのかなと自分の最後と重ねて考えてしまうこともあります。

以前、九州の田舎でも叔母の葬儀に出席した時に実際に火葬場で順番待ちをしましたので、多分それは間違いのない事実なのかななどと感じたものでした。

私が担当している患者さん方も院の内外で100歳を超える方々も稀ならずという状況。一昔前であれば、百歳超えなどというのは地域をあげての慶事だったと思うのですが、古希などと言っても、70歳が”古来稀なり”と言えた時代は太古の昔。今では70歳でも普通に家の外で働いている人がワンサカ居りますので、古希と呼ぶ年齢を100歳にまで引きあげないといけないと個人的には思うくらいです。

これから私が何人お見送りすることになるのか・・・。
今は考えないようにしております。

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