当時の総理大臣だった故安倍ちゃんとそのバカ嫁の昭恵さんがあちらこちらに登場する一大犯罪物語り「森友学園」(+加計学園)問題です。総理の妻だからと言ってあちこちに顔を出して口利きの片棒を担いで良いのかと言う事、そしてこれらの案件に関する経緯を記録した多くの公的文書の改竄が役人自身の手で行われると共に、その記録が意図的に廃棄されたというお話。
しかし、実際にはその奥底の闇は深く広く、関係者の中の「上の人間」を隠す霧の濃さと厚さが不気味な程。役所が改竄をした理由が全く明確にされていない状況で「大きな金」が動いた案件を炙り出す動きに対する政府機関ぐるみの攻防戦という事でしょう。
ここに至る前の入り口段階でのまとめは2018年の日経に奇麗にまとめられていますが、その後時間を経てここまで長い記述をされるような巨大な情報の塊に育ちました。まとめた中の人達は正直凄いと思います。
今回、財務省近畿財務局の職員だった赤城俊雄さんは森友学園の決済を巡る文書改竄命令を受けて自ら手を汚す事を苦にして自死を遂げたと言われています。どのような指示系統でどこのどいつがその一連の文書改竄を命じたのかを知る事の出来る、財務局が提出したそれらの文書の存在すらも当初財務省は明確にしなかったばかりか、それを隠し通そうとしたのでした。
それらを不開示にするのは将来の同種の刑事事件の捜査に支障をきたさない為とかいう噓塗れのチャラい理由を盾にしていた昨年の大阪地裁の決定を大阪高裁側がひっくり返し、それに対して石破を頭とする現時点での国側は控訴せず!という決定を下した上で奥さんの赤城雅子さん側に対して謝ったという1月30日の話。
今回の森友学園の件だけ見ても、如何にたくさんの怪しい人間達がこういう胡散臭い話に纏わりついているのかというのが見えてくるとウンザリしますよね。
旦那の社会的地位が高いと、バカな嫁に限ってこういう所にしゃしゃり出る。科学の世界ではほぼ見ませんが、政治の世界では支持者に挨拶したりする中で、許認可の陳情をしてくる人間を接待する中でほめそやされて勘違いする馬鹿も出て来ると推測されます。だからバカなんですが。w
財務省というのはどうしてこうも己の保身に走る事に必死の組織なんでしょうかね。国を守るんじゃなくて、己の組織を律するドグマを護る事で組織の中で出世する事を人生の目的に置き換えた「賢い」人達なんでしょうな。終わってますが。
こういう事を始めとして、つまらない事、間違った事に全力で理屈付けを行うような進歩の無い組織に魅力を感じない若い人達が増えるのは当然で、それだけ脳味噌があるなら他の仕事で現世御利益を目指す人間は沢山いて当たり前というものでしょう。
さて、今回の判決。赤城さんの奥さんの勝利にとどまらず、日本の司法の中にも当然の如くまともな判断が出来る裁判官が居たことを示す貴重な一件になったものと思われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿