2020年2月29日土曜日

己の開胸手術から12年目

以前、このブログで・・・とは言っても既に10年の記述ですが、ちょこっとだけその時のことを書いてます。

自分の心臓を二時間止められた自分自身の開胸手術から既に12年という月日が経過しました。まさかと思うようなことは誰にでもいつでも起きうるという事を42歳の私は己の体に起きたたった一本の僧帽弁腱索断裂を以て知ったのでした。

うるう年が来ている今年、あれから4の倍数の年毎にいつも一人で心の内だけで「まだ生きてるな」と呟きながら一晩過ごしてきたのでした。

二時間人工心肺を使って機械の力で生きていた私ですが、あの時オペをしてくださったDr.Graham Bundyはネットで調べると、今でも大変良いreputationを保っておられます。手術を受けた現場であるChippenham hospitalは当時初めてNIH施設内病院以外のアメリカの大型病院を訪れた私にとって、まことにホテルのような施設で「これがアメリカの病院というやつか」「これじゃあ、医療費に金もかかるわ。w」と感心したものでした。

まだ真っ暗な闇の中を自分でカローラを運転していった先の病院で手渡されたT字カミソリで自分の薄い胸毛を剃った後、一人でベッドの上に寝転んで術衣に着替えリッチモンドの天気予報の画面をジーッと眺めていたことを思い出します。

このブログの右側の検索窓に[心臓手術]というキーワードで言葉を打ち込むと、1~4年ごとに己が書き込んでいるこの時の心境や言葉が出てきますが、思えば遠くへきたもんだって感じです。

そういえばあとで聞いたところでは、当時長女は私が大きな手術を受けることを知って少し泣いていたとか・・・。その娘も今では26ですから、当時は多感な中学生だったってことですよね。無理もないです。父無し子にさせなかっただけでも幸運に感謝しなければなりません。

何か月か経って、送られた請求書は凡そ20万ドルでしたが、大学の良質の保険のおかげで私の支払いはその前にいろいろ検査したり投薬でかかった800ドル程度のもので済みました。(当時はそれでも大いに痛い出費でしたが!)

生きてこそ、うまい飯も食えるのですから、今生きていることに日々感謝です。


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