2020年2月27日木曜日

これほどまでに場当たり的な対応の政府

唐突ー( 形動 )[文]ナリ・ 前ぶれもなくだしぬけに物事を行なって不自然であるさま。不意。突然。「-な質問」「-に言い出す」「-の感は否めない」。

まさに大辞林の定義通りの状況で発表された今回の政府発表として、安倍ちゃんが「来月2日から全国すべての小学校・中学校、それに高校などについて、春休みに入るまで臨時休校とするよう要請する考え」とのことですが、こんな事を行政の長が言ったら下々の学校は要請ではなくて命令として実行するにきまってるじゃねーか?という話。

もうね、いっそのこと政府の伝家の宝刀「戒厳令」でも敷いたらいかがでしょうか?w

万が一やるにしてもガチガチに来月の種々の予定が組み込まれてしまった時点でこんな子育て世代直撃の提案・命令を出されたところで現場の人間としては一体どうしろって言うんでしょうかね。あ、子供の居ない「裸の王様」には関係ないか。

そもそも早く来たような春休み状態なのでしょうが、それであれば学童や保育所などは通常どういった感じで営業されるのかは前もって通知されているはずですから親としてもきちんと予定を組んでいろいろとやれるはずです。しかし、来月の勤務予定組み終わったまさにこの時期に、唐突に休めと言われてどれほど日本中の共働き家庭が想像を絶する大混乱に投げ込まれるのかをその優秀な「御頭脳」で想像できなかったんでしょうか?

個人的に私が想像するに、バカなどこかの国の宰相が言ったこの提案、何が起きるのか容易に推測できた官僚は多分種々の方法でこの「裸の王様」にその実行を時間的猶予を与えて待つか、実行自体をやめるか進言したはず。しかし、失敗したんでしょうね。

これで失敗したら間違いなく悪者はこれを唯々諾々と受け入れた行政のトップ達。卒業式の唐突な中止、各種行事の中止でさらに経済の冷え込みに加速がかかるでしょうが、あの王様はきっとこう言うでしょう。「未曾有の事態による経済への打撃が~」との台詞とともにその失政を糊塗することでしょう。

そもそも今起きている事態はお休みなった子供達が行くとも無い状況の中で再び皆が必死で学童や保育所を探している状況。これじゃあ単に集まる場所が学校から託児系のシステムに移っただけでしょって話。感染場所が変わっただけで、子供たちは学校から遠ざけられ、親は出費を強要された上に仕事に行けなくなって収入は大打撃。子供御持つ若いご夫婦にとっては本当にシャレにならない緊急事態でしょう。人によっては「申し訳ないけど来れないんなら辞めていただけませんか?」と言われる非正規雇用の方々も必ずいるはず。

でもね、これって政府には素敵な話です。たとえコロナが子供たちの間で流行っても、そして流行るでしょうが。その時の責任は学校を運営していた文科省の責任ではなくなりますし、少なくと防御をしようとする「ふり」は見せられましたからね。

理屈も何もない状態で始まった今回の臨時休校。いったいどういった理屈で学校を再開するんでしょうか?・・・あ!そもそも閉鎖の開始に理屈は最初からないから再開にも理屈は要りませんよね!。w


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