2024年6月8日土曜日

両親の終活において何を優先させるか

今回の親父の一件で「いろいろと」腹を括る状況になってきたことはいよいよ明白でした。

親父がいくら私に「大丈夫、心配せんでも良いから」とか言ってきたりしたところで、全然大丈夫でない事はもう明々白々。何時倒れてもおかしくないどころか既に一回こういう形で倒れてしまいました。orz

あと二か月で86歳を迎える親父の様な年齢においては来年は勿論の事、半年後に生きていなくとも世の中の方々は驚かない訳で、平均寿命84.45歳と言われる現在の日本人男性の平均値を一歳以上超えている訳ですから逆に立派なものです。^^

さて、これからどう動くべきかという所ですが、弱った二人の老親を田舎に打ち捨てておくわけにはいきませんので、名古屋に連れて帰ろうという風に考えを変えました。親父は私の嫁さんに「迷惑を掛けたくないから」の一点張りで名古屋の方への引っ越しを躊躇っていましたが、私にとっては何かある度に宮崎へ戻る事の方がよっぽど大変です。それに、そういった引っ越しや移動に関して嫁さんが関与するポイントはほぼありませんので、というか関与しないようにセットアップしようと思っています。

幸いな事に名古屋の方にはそれなりの数の老人の収容施設がありますので、そこに夫婦で入って貰うというのが息子としては一番かなという気がします。

お金に関してはなんとかかんとかやっていけると楽観視しています。二人の年齢の世代は、贅沢さえしなければ、施設入所しても、まだ何とかギリギリ年金と生活費のバランスが取れるくらいのインカムはありますし、入所さえしてしまえば両親もそれほど金を使うような事態にはならないだろうと理解しています。

まあ、万々一の場合には今まで親父に向けて送金しておいたキャッシュ(<全く手つかずの状態)のものを少しずつ切り崩せば良いようにしてはあるのですが…。

こうやって移動させた後に、家の片づけや家に残っている諸々の物品の更なる廃棄を進めなければなりません。名古屋への施設移動においては最小限の携行品と道具を持って移動という形にして、そこでどうしても追加で持っていきたい物があればその時は別送便という事になるのでしょうか。

その上で、宮崎の実家をどう処分するのかよく考えていく必要があります。生きている間ならまだしも、法律の改正により空き家を放っておくと大変厳しい事になるという事実も解っていますので、こちらはこちらで手続きを進めていかなければなりません。

家を売るなり人に貸すなりですが、あんな田舎の家が売れるのか?そして借りるような人は居るのか?というのは巨大な疑問でして、結婚していないいとこにでも住んで貰うとか選択肢を幾つか考えてしまわなければなりません。何れにしても、私にとってみれば親父達の家も含めて相続税の対象となる様な3000万の価値などは無い訳で、とにかく「負債」にさえならなければ良いという風に考えています。

とは言え、少なくとも数回はこれから数年で宮崎との間を行ったり来たりせねばならんのだろうと思うと私の年代周辺の同じような境遇の人達は皆同じような状況にあるのだろうと思うと、思わず呟いてしまいます。

「全国の同志よ、頑張ろうぜ」と。





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