それは親父が高血糖を指摘されて糖尿病だと言われていた事。親父がどんな食生活をしていたのかは凡その推測でしか解りませんでしたが、ほぼ間違いなく料理の出来ない昭和の独身男レベルの食生活だったようで、それは冷蔵庫とその周辺の食料品を見て容易に理解できるようなものでした。
サトウのパッケージ御飯、冷蔵庫の中の幾つかのトマト、そしておばちゃんが買って来てくれていた6枚切りの食パン、そして大問題だったのがカルピス・ソーダでした。栄養学的な質で言えばもう滅茶苦茶と言えるようなものであったろうという事。ただ、親父は奇麗好きな人間なので、水場の周りが奇麗な事だけは救いでした。
何故カルピス・ソーダが今回大問題だったのかというと、それはそのストックの量。今回の大掃除にあたって倉庫の中も当然片付けたのですが、その時に発見されたのは夥しい数のデカいカルピス・ソーダの入った段ボールケース4箱でした。
一箱の中に8本入っていますので、全部で32本のどデカいカルピス・ソーダが親父の胃袋を満たす予定だったようですが、そもそもが親父は甘いもの好きの上に糖尿病と判定を受けた身。それを飲んでいた事実を知っていた叔母さんによると、コカ・コーラは医者から飲んでは駄目と言われたから飲まないようにしていたようですが、「これだけは止められん」とか言ってこのカルピスソーダは飲み続けていたという愚かな選択。
コーラもカルピスも500ミリ・リットルで角砂糖換算で17個分の砂糖が入っています。ここにいろいろな飲み物の一覧表と共にその砂糖の量が書き込まれていますが、何の差も無い程のエグイ糖分量。
本当にアカンと思いつつ、その足跡を辿るかのように太ってしまう息子も同じアホなのでした。飽食の時代にはその入り口を絞る忍耐力と知性が無ければ健康長生きは出来ないのです。解っています。ハイ。
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