2022年10月1日土曜日

生まれて初めて嫌な瞬間に立ち会ったかと思った

人はふとした事で簡単に死ぬことがあるのだろうと強く実感した瞬間でした。

私は仕事から帰ってきて食事や風呂が終わったあとに良くポケモン・ハンティングに行きます。以前も書いたかもしれないんですけど、名古屋には名古屋人達のお墓の団地たる平和公園の周辺であれば、夜に車を停めて外を自由に歩き回ってポケモンをバンバン採集できるわけです。

2日前のことでした。その二時間ちょっとのポケモン・ハンティングを終えてまさに家に帰り着こうとした時です。私の住む家のすぐ前には信号機の付いていない横断歩道があって、結構ここを渡るのはリスクがあります。横断歩道脇の電柱に車が突っ込んで、ぶっといコンクリートの電柱が大きく傾いていたりするようなアクシデントも発生しています。

その横断歩道で怖い目に遭いました。私が歩道の前を曲がった時が夜の一時。その端っこで真っ黒なスーツを着たお兄さん風の人が立っていました。そして私がその人を眼の前に見た状況で右折して通過したあとのこと。右折しながら「このお兄さんこのままスッと横断歩道渡ったら危ないよ~」と心のなかで感じていたのです。それは私の車の30メートルほど後ろに車が1台来ていることに気づいていたから。まさかとは思うけど、と思って右折した瞬間。

まさに直後、その横断歩道でギーッというタイヤの乾いた音がしました。人に当たったりするような音もしませんでしたし、車も走り去るような感じは無しでしたが、念のため後ろを振り返るとそのお兄さんが歩いていく背中が見えたので、嫌な感じは幸いにも単なる嫌な感触で済みました。

しかし、それは恐らくコンマ数秒の差であったのかも知れません。まさにたまたま今回は轢かなかっただけというのが本当のところではなかったのかと考えたのでした。人はこうやって簡単に死んだり怪我したりするのでしょう。そして被害者も加害者も深く人生にダメージを負うのです。まさに明日は我が身だと感じました。

さて、ここは名古屋。悪名高い名古屋走りの街です。車の平均速度も早いのですが、それ以上に信号機のない横断歩道の脇に人が立っているのを見ていない輩の多いこと多いこと。更には見ていても無視して止まらない車も大量に流しています。以前なんかの調査でそれの都道府県別一覧表があったよな?と思っていたのですが、探してみるとJAFの2018年分のがありました。良い県はどこかというと下の表。
長野県は異様に良く一時停止してくれるのを見ると「流石は日本有数の文教の県!」と感心してしまうのですが、意外なのは我が愛知県は47都道府県の中で上から6番目という有良さ。日常の観察では「ホンマ停まらん連中やな!」と感じているものであっても全国では上から6番目の良さ。しかしながら、それでも4台に1台停まるか否かというレベルの率です。だとすると栃木や広島、和歌山、三重などの停止率1%前後の恥ずかしい県の数字を見ていると一体これらの県はまず誰も止まらないということですよね。

と思ったら!2021年のデータもきちんと発表されていて、それだと全国の数値が激変!18年の全国平均8.6%が30.6%へ!長野県に至っては驚異の85.2%ですぞ。現時点で日本最低は岡山の10%台。それでも数年で変われば変わるものです。罰則の変更や啓蒙運動で大きく変わるものなんですね。

日常、歩行者の立場でこういう運転者を見ていると、自分の側が停まっていたり反対車線が停まっていたりしてもなお停まらぬアホは沢山いるのですが、どういう連中が停まらないのかと言うのはある程度頭の中でカテゴライズされています。あえて書きません。統計ではなく、私的な目視の結果ですので。w

見ていて思うのは走行速度には関係なく、見ていない奴は見ていない。いわゆる心の眼が閉じているんですよね。停まらなければいけないという事をそもそも理解していないのかも知れませんが。

一時停止。大事です。


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