2018年6月2日土曜日

吉兆で家族の食事会

在る方から食事券を頂きました。

ある時「ご都合の良い時にアメリカから帰ってきているお嬢ちゃんと一緒に使ってください」との有り難いお言葉と同時に頂いたものですが、吉兆というのは私のような人間でも知っている高級なお店。私にとっては一生縁の無い遠い世界の遠いお話だと思っていたのですが、突然今回このようなことで体験することになりました。

名古屋吉兆はミッドランド・スクエアというトヨタが入っている駅前のビルなんですけど、今まで入ったのは映画を見に行くときくらいのものです。
あと、この界隈ではJRツインタワーに学術集会では始終行っているんですけど、それを向かい側から眺めるとは思っていませんでした。

フロアは41階で、一旦42階まで上がってエスカレーターで一階分降ります。

天井が高いし大理石が貼り付けられているところばかりで、雑草として育ってきたネイティブ貧乏人には敷居が高かったのですが、オシャレな竹を編んだエントランスの中はまた和の世界が待っておりました。
HPに載っていた写真そのままのお部屋でした。
中に入ってゆっくりと、かつ二人の中居さんが説明をつけながら次々と出してくださるご飯を堪能しながら41階から見る名古屋の北側の世界は素晴らしいものでした。お酒も福井の黒龍という辛口の美味しい日本酒と吉兆貞翁という甘口のまろやかなもので、私の口に大変マッチしました。

今、色々と揉めている名古屋城も比較的近くに見えましたが、そのお城の小さいこと小さいこと。夜は枇杷島の方から上がる花火の説明があり、そちらの方を眺めてみると確かに遠くに大輪の花が咲いておりました。

何というか形のないものに沢山のお金をかけられる人というのが世の中には沢山いるのだなということを実感するとともに、それを享受させてくださった或る方に感謝をしてもしきれません。

娘も直ちに写真を撮ってインスタグラムに上げて、アメリカ人の友人たちからコメントを頂いておりました。
アッと言う間に楽しいに時間が過ぎて帰ることになったのですが、息子があるサプライズイベントをやらかしてくれてそっちの方でも家族全体で大笑いしました。

それにしても吉兆はあの時の偽装事件とは資本関係は全く無いものの、風評被害を受けただろう事は想像に難くありません。それでも私達が今回頂いたお料理は間違いなく手間暇から人件費からかかった一流のものだったと思います。これなら、もし機会があればいつの日かまた何かの記念日に食べたいなと思った今日の私でした。

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