辞めていく理由はまさに人それぞれなんですが、他に良い働き場所を見つけたとか違う病院で働きたい、子育てや御主人の関係で引っ越しなども良くあります。そして最近多いのが訪問看護ステーションを展開する問う理由で辞めていく人。
それに対する私の部外者としての視点からは…
- 今時の介護に対する保険関連の支払いの急激に下がる薄ら寒い状況を理解しているのか?
- 更には稼ぐのは良いけど、訪問している家庭から時間関係なく連絡があって自分のパーソナルな時間にグイグイと食い込んでくる状況にどのレベルまで耐えられるのか?
- 最後に今の時代かなりのレベルでレッド・オーシャン化している過当競争状態をキチンと解析できているのか?
等の疑問があるのですが、最後のとどめはもし仮に全部が上手く行ったとしても、事業が個人レベルの延長上にあるとすると、自分の体調、つまりは健康上の問題が収入を大きく左右するという事なのです。そして、一旦自分が動けなくなるとそれは患者さんとその御家庭に迷惑をかけるという事。
それを防ぐためには共同経営者や従業員を雇ったりしなければならないのですが、そうなると運転資金やその他の事が大きな要素として通常業務の中に食い込んできますから心労が重なりそうです。
そういう意味では公的な病院や大きな私立に勤めるというのが裁量が狭い代わりに人生における安全係数が高い訳です。どちらが良いのかはその人次第。しかし、生半可な知識や覚悟で準備不足で海に漕ぎ出しても恐らくは長く続かないでしょう。
それは実際に私の周りの出ていった看護師さん達を見てのお話だから実話として話せる訳でして…。世の中はそう簡単にはいかないみたいですね。
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