2024年11月1日金曜日

比例代表制は衆議院の奴はかなりあかん

今回の解散総選挙の後で国民新党が何だかチヤホヤされています。

今回の選挙戦において国民新党というのは「非自民」というカテゴリーにおいてさえも私の視野の中には全く入って来ていない政党だったのですが、結果を見て気づいた時点でいつの間にか政局のキャスティング・ボードを握っているという状況になっていました。

まあ、こういう事もあるんでしょうが国民新党や大量得票をした事や立憲民主党の躍進も実際には「選挙にはいくけれども自民党は懲らしめる」という暫く前の日本で自民党がボロボロに負けた時と同じ現象だとしか思っていません。

恐らく、次の選挙までの間に政権運営という意味で実績を残せなければ再度弱小政党へと落ちていくだけでしょう。しかし、今回の選挙で少なくとも一つは良い事もありました。それは公明党が明確な退潮傾向を見せ始めた第一回の国政選挙になったという事でしょう。

別名「集票マシン」と言われ、コンスタントに800万票前後の集票力を誇ったこの池田犬作を頭と仰いだ新興宗教団体も、教祖の死と信者の高齢化と死去の進行に伴って年々歳々弱まっていると思われます。
Nikkeiより
30年ほど前には病院の中にまで「創価学会の人間」がやって来て、病床の判断力の無い人間の片手を取って期限前投票をしているのを見たことがありましたが、さすがに最近はそんな事はせんくなったなと思っていましたが、恐らくは人手不足なんでしょうね。

宗教二世問題の事もあり、親が学会員だからと言って子がそうならないパターンも自然に増えてきているでしょうし、犬作亡きあともう学会には…という人達も恐らく少しは居るでしょうから、新聞の購読者数と同じで確実に減ってくれる事でしょう。このミニ自民党と化していた集票マシンも力が無くなってきたら最後は共産党みたいに「居るけどただ五月蠅いだけ」の党になっちゃうのか、それとも消えていくPL教団の様になって社民党のように消えるのか?どっちかというと理想は後者ですが。w

しかし、今回の選挙結果を見て思ったのは比例代表制の悪いところばかり。少なくとも参議院のような非拘束式名簿にしないと、小選挙区で箸にも棒にもかからなかったような輩がその小選挙区で3位であったにもかかわらず、2位は落選、3位は当選で国会議員へなんていう事になります。どうしようもない輩、例えば今回は絶対敗戦と決まっていたずる賢い杉田水脈のような連中でさえもし安倍ちゃんが生きていて名簿順位が上なら通ってたわけです。(とは言え、来年の参議院選で戻ってこようという不穏な動きがありますので、当選絶対阻止の為にもこいつが出るならそれだけで再び自民党に入れませんが!)

批判票が「れいわ」のようなクズ集団に零れ落ちた事も痛いのですが、野田さんは信じても他の金魚の糞達には…と思っていた投票者達の受け皿が立民しかないというのもな…というのが大方の投票者達の本音でしょうね。

だから、本当は立民なんかに居てはいけない野田さんはそこが見えているからこそ、他の浮かれ当選者達とは異なり「笑っている場合ではない」という事実をしっかり認識できていたのでしょう。

野田さんって見識は有ってもそれを囲む人間の選択を間違っているんでアカンのですわな。

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