2024年9月17日火曜日

国民にとっての天皇陛下

私は後世「令和天皇」と呼ばれるであろ今上天皇が大好きです。

天皇陛下は別に生き神様では有りませんが日本の歴史の紐を辿った時に最もそのルーツを多くの逸話と共に深くまで引っ張って来られる稀有の一族の代表者です。数代遡ればもうどんな人物がそこに居たのかを墓石に刻まれた数人分の名前でしか知る事の出来ないその他大勢の我々の家系とは大違いです。

家系が長いから、昔は先祖が貴族だったからと言って偉くも何ともない訳ですが、今上天皇にはその言行に我々の住む日本という国を代表する顔としての素晴らしいものが全て備わっていると心から信じられます。

今上天皇が国外を訪問されてその国々の元首や他の貴族等と御面会になった時の相手国の応対や好意的な反応、そしてシンプルな振舞い、発言の中に明らかに見て取れる隠し様の無い育ちや高貴さ等は何時見ても日本人として「誇らしいな」と感じられるものです。

国内でも他国から皇居を訪れてこられた各国の元首達も極限まで無駄を省かれた「華美」とは対極にある内装の皇宮内で、どの国の元首も圧倒されている様子はその威厳が地球最後の「皇帝」と言う尊称を持つ今上陛下に相応しいものだと改めて思えるのです。

国家と国民の安寧を想い、我々がグースカ寝ている頃から寒中で起きて神に祈りを捧げる様な行事等の連続。自分の自由意志等とは関係なく、国家の定めた行事を淡々と進めていかねばならない義務の多さと、その口から発せられる言葉と全ての行いに責任を持たなければならない極端な責任の重さを想像するだけでも、とてもとても我々下々が逆立ちしても真似る音が出来るような日々で無い事は極めて明白。

水路の歴史や研究で著名な陛下ですが、その事自体は別として我々は陛下の学歴や研究結果をその尊敬の根幹に持っている訳では無く、飽くまで陛下の言動や御言葉などを内包する「人格」に持っているのではないのでしょうか。

そして、結婚されるときに奥様に約束された「雅子さんのことは僕が一生、全力でお守りしますから」と言われた言葉に忠実である事もその放った言葉に違わぬ姿勢というものを感じる事の出来る身近な例だと思います。そして、その一例はまさに陛下の場合一事が万事。国民に対する慈愛もまた同様だと思わせるのです。

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それにしても、もう一つの御家族でいろいろと行われている「息子さんへの箔付け」と思えるような数々の計らい。何だか透け透けでワタシには極めて庶民目線で計画された天皇家という御家庭には全く意味をなさない計画にしか思えないのですが…。

国民が次の世代の天皇陛下に求めるのは学歴でしょうか?

私は愛子様が次期天皇で全く構わない、というかそうあって欲しいと思っている人の一人。ナチュラルに賢く、他人には思いやりのある、自分や決まり事には厳しいところはまさに現代の理想的な国家の代表となる資格を持たれた人物。きっと陛下と呼ばれるお立場になっても、日本の顔として一人で100人分の外交官分のオーラを出され、期待を超えた働きを為されるものと心より信じる者です。

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