2024年9月14日土曜日

ソロ・キャンプ 2回目

さて、俗世を離れての一人キャンプ二回目の挑戦となりました。

今回のテーマは「ミニマリズム」です。要するに前回のキャンプの時よりも荷物を減らして快適なキャンプを行えないかという挑戦をする事。

モノを減らして快適に目的を達成できればそれに越したことは無いというのは昔から人類が望んで進めていた事そのもの。スマホなんかはそういうモノの究極の進化系ですよね。ビデオ、カメラ、録音機、メール、(ビデオ付き)電話、ゲーム機そして昔はその存在さえなかったチャットやネットまで接続されたものが、一枚の液晶付きの板切れに入っている、そして一部は小学生でも持っているというのを1980年の人が聞かされたら何パーセントの人が信じてくれるでしょう?

ま、それはさておき今回の目的地は病院で人から紹介された木曾駒冷水公園のキャンプサイトです。実際ウェブのあちこちでこのサイトに関する動画その他が散らばっていますので、容易にその成り立ち、運営やその他の内容に関しては確認できます。それよりも何よりも私が感心したのはこのキャンプ場を紹介してくれた看護師さんのスマホに撮られていた素晴らしい眺望その他の広々感でした。

一発で「ここに行く」と決めた後は頭の中で冒頭のミニマリズムの件を思い出しながら頭の中で持っていくものをシミュレートし、この前持っていたギヤ・ボックス2つを1つにまとめられるレベルにまで小型化し、何度も医局に置いてある箱の中身を「これは要る、これは要らない」と選別しながら最後にこれで!という所まで選別して決めたものを最小化群として持って行きました。(結局まだあとになって、現地で落とせるもののある事に気づきましたけどね)

基本的にそのギアを車の後ろに積んでコメを二合だけ持って出発。前回忘れていた匙と割り箸も一つずつ入れていきました。^^

名古屋から中津川を抜けていくのですが、途中に工事渋滞の場所が10キロ程度続くところがあって、恐らく30分以上余計にかかりました。それでも、木曽の山中を車で駆け抜けていくこと約3時間。ついに到着しました。

到着したのは良いのですが、今日が3連休の初日という事をすっかり忘れ果てていて(<何時も休日の存在をガン無視している私)ここまでキャンプ場が混んでいるという事を理解できていませんでした。まあ、ソレはソレは恐ろしいほどで、どのサイトも全て車とテントで埋まっている感じ。大げさな話でなく、全部で2-300張り程のテントがあったのではないでしょうか。
向こうに見える眺望は最高なんですが…。
実はこれ、右も左もフレームの外にはテントがバリバリ張ってあります。
最初は「帰ろかな…」と心が折れかけたのですが、10分ほど粘って一番上のテントサイトの隙間に近い感じの所にテントを張りました。流石に二回目になるとテントを張るという作業は実にスムースでキチンと張れました。
今回、買ったばかりのグランドシートを張ったのが後で効いています!
ふるさと納税で手に入れたCaptain Stagのバーナーコンロを試すためにわざと今回は焚火無し。それでも飯盒にコメを入れてじっくり焚き上げた御飯でカレーライスを頂きました。このバーナー使えます!!!
恐ろしく幻想的な空。これでもまだ八時前です。
腹がくちればキャンプ場でやる事はもう読書一本。たまにネットも見ましたが、読書が進む進む。今回持って行ったのは松本修の「全国マン・チン分布考」名前に似合わず猛烈に真面目な民俗学の本です。最初は夕暮れの中で読んでいたんですが、次第に日が暮れてテントの中へ移動し、下の写真にある様なライトの下で続きを読みました。
前回に比べて随分と荷物を減らせました。
ある程度読みながらビールを一缶あけてそのまま横になって更に読書。しかし、隣のテントの人達の声を聴きながら逆に「さっさと寝ちまおう」という気持ちの方が強くなってきて最後に近くのトイレで小を出して寝ました。

ところが、夜になっても隣のカップルの小声が続いており目が覚める始末。時計を見ると11時頃。ビールの所為か小を再び出したくなっておりましたので、諦めて起き上がりこんな時の為に準備しておいたヘッドライトを頭に付けてカッコよくトイレへ出て来ました。

その後はテントへ戻ってしばらくすると良い感じで雨が降ってきました。予定通りというか期待していた雨でした!キャンプに来ている時にザーザー降りの雨に襲われてどれほど己のテントが耐えるものななのかというのを一度しっかり見極めておきたかったからです。

そして、そのままザーザー振りの雨がテントに叩きつけるのを感じながら再び深い眠りの中に落ちていったのでした。



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