結局お役所が変わらなければ絶対に変わらないと思われるものの一つにハンコの使用があります。
これ程までにパソコンやスマホが各家庭に普及しているのに役所の種々の「お約束」として、証明書を見せて、種々の欄を直筆で埋めて、最後に印鑑を押して最後に紙の証明書を発行して終わりという流れ。
これでは印鑑の使用はなくならないし、紙を使った書類が無くなるわけも「当然」有りません。それに一般の多くの企業でもお役所でも稟議書には読もうが読むまいが各責任部署のトップか代理が左から右に押していくわけです。
これを電子認証システムに置き換えることから始めなければなりませんし、そもそも最終のアウトプットとして「紙」での最終出力による書類の保存を求める法律が存在するならば、紙が無くなるわけもありません。だって義務ですからね~。
私の勤務している病院でも昭和のオジサンほど紙の書類の山の間に囲まれて机の上を狭くして働いているフリをしている訳ですが、今どきこんな人間がセクションでヘッドを務めていて電子化なんて作業が進むわけも有りません。
政府レベルでもそれは当然同じで、台湾の天才エンジニア「オードリー・タン」がデジタル担当大臣になるというような例もありはしますが、それは流石に期待薄。それでも少なくともマウスを使う時に眉間にシワを寄せていた橋龍やITをイットと呼んだ伝説を持つサメの脳みそ森喜朗が金を持ってそれを配る利権の差し配り部署にするようなことがあってはならないでしょう。
せめて自分でPCを組み立てたことがあるとか、デジタル業界の用語が解る程度の人間がトップに就くような日本であればよいのですが、そこら辺の決定権を持つ人間は今の所これまた昭和の色濃く残るような紙と鉛筆を使う最後の恐竜のような人間が多そうで・・・。orz
それに、今でも一太郎で書類を仕上げる慣行の残っていそうなお役所の皆様に果たしてどれほど有意義に金を使ってデジタル化を進行させることが出来るのか。ISDNに巨費を投じたバカお役所の皆さんもあの30年前と人間変われど発想変わらずな人々ばかり居そうで期待薄としか言いようがありません。
マイナンバーカードの活用とかが市民レベルでの公的文書との関わりを大きく変えていくと強く信じているのですが、それに金を割り振るほうが昭和のアナログ脳ばっかりじゃあね~。
しかし、印鑑というのは大きくその需要を減らすだろうし、最後は日本の多くの仕事の中からそのオフィシャルな役割は消えていくことでしょうね。残念ですが、時間の問題であって止めること自体が虚しい抵抗だと思います。印鑑業者の人にとは結局は趣味の世界での私印の制作にその字を繋げていくしかなくなるのでしょうか?日本の素晴らしい文化なだけにレコードが今でも消えないようにずっと残るとは思っていますが。
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