2018年3月23日金曜日

Facebookにプライバシーは最初から無いでしょ?

FBの株価が落ち込んでいます。

最高値から約二割弱の落ち込み。理由はごく簡単で、FBのデータ流用問題が明らかになってアメリカのメディアで叩かれまくっていることから始まっています。

ケンブリッジ大学のアレクサンドル・コーガン教授が学術調査の目的でフェイスブックと契約して集めたデータが英国のコンサルティング会社であるケンブリッジ・アナリティカに「横流し」したとされている問題です。

その数が尋常じゃない!5000万人分といわれるデータが研究という名目でこのオッサンに手渡され、次にこのカイヤにわたり、最終的に2016年の米大統領選でトランプ陣営に有利に働くように流用されたと指摘されている。

このケンブリッジ・アナリティカのサイトを訪れてびっくり。仕事はまさに商業部門と政治部門の二つで、その陣営にお役立ちできるデータ解析を行いアドバイスするというものです。ここのページを見るとその先にあるであろうエグイ仕事の入り口の扉を見ることが出来ます。

そもそもLONDONに本拠地があると言っているのにその他の二つのHQはNYとD.C.というアメリカに寄り添ってそこの緩い法律を使ってデータ処理をしているという会社。
プライバシーの重要性なんて金の為なら遠慮なくぶち破るタフさを持っているようです。

そもそもFBは大昔からプライバシーの保護においてはほぼ最低の仕事しかしていない会社だというのはまともな人なら使っていて直ぐにわかるはず。
そもそも、いろいろなセンサスやアンケートを使ってそれに答えることで詰まらないパーソナリティや能力の調査、占い、クイズの答えを教えるようなタコな方法が多すぎます。

一目でその人の行動や判断基準、さらには一般的な性向までも嗅ぎ取ろうというのが見え見えすぎるのですが、FB上の知人達の行動を見ていると、このトラップに嵌って、「XXが解けた」とか「俺は全体のトップXXパーセント!」とか書き込んで喜んでいる人が実際に多すぎ。

こういうことが見え始めてからはここ最近の数年はほぼ全く何の書き込みもせず、ただ友人たちの最近の動向や旅行先、食べたものを眺める程度です。
娘達に至っては偽名を使っているし。w(<<何でお父さん知ってるんだ?)

Social Networkの世界的リーダーであるはずの企業がこの程度ですから、他は推して知るべしという世界でしょうね。
ネット上でのプライバシーなんて無いのも同然というのを「改めて」強く心に刻み直して事に当たるべきではないでしょうか。

と言いながらそう言ってる己は「プライバシーはほぼ丸裸」日記を書いているという矛盾。嗤えますな。w

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