一件目はこの春の日中に黒いよれよれのコートを着て横断歩道を渡っているおじさんでした。何事かをぶつぶつとつぶやきながら横断歩道の模様をひとつづつ確かめるようにぴょんぴょんと飛んで歩いていました。
体全体は薄汚れた感じではありましたが、ホームレスという感じの人ではない印象。
次に見たのは同じく車に乗っているときでしたが、これはもっと自分の近くで発生しました。横断歩道の手前で停まっていると、そこに何かわけのわからない事を叫びながら近づいてくる眼光鋭い老婆が一人。w
よーくその喚いている内容を聞いてみると、「おまえは~~~、持っとるんか~?お~。持っとらんやろ~が~!わ~〇×△・・・」と言っています。そういいながら私の車の後ろに回り込んで、バンバンとガラスを叩いてくるのでこちらは内心“おやおやw”という感じ。
係わるのも何だか申し訳ないし、自活能力は有りそうな方だったので、通報はせずに急ぎその場を離れました。
この時期はいわゆる木の芽時という奴でして、何故かこの時期になるといわゆる“おかしな人々”が増えてしまいます。私は精神科医ではないので、はっきりとした科学的根拠を示すこともできないのですが・・・。統合失調や躁うつ病には厳しい時期なのかもしれません。
私自身は当直をしているとき、3月から5月にかけてはこういった方々の症状の悪化という事態を何度も目撃しましたので、感覚的・経験的に「そんなもんなんだろう」と思っています。
きっと、寒い時期が過ぎて命がその活動性を増すときに体内の何らかの転写因子の活動性のコントロールがうまくいかず過剰だったり足りなかったりする人がいるのかもしれないななどと考えたりしています。
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