アメリカに住む人間なら誰でも皮膚感覚で理解していることですが、ヒスパニックと言われる人間を最大とした不法移民の構成が実際にはどうなっているかに関して2022年時点での推計は次のようになっています。
不法移民の出身国は多岐にわたりますが、主要な国別の割合は以下の通りのようです。「メキシコ:
約400万人(不法移民全体の約36%)。2007年の700万人から減少しているが、依然として最大の出身国。
中米(エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスなど):
約200万人(約18%)。近年、中米からの不法移民が増加傾向。
アジア(中国、インド、フィリピンなど):
約150万人(約14%)。特にインドと中国からの不法移民が増加。
南米(ベネズエラ、コロンビアなど):
約100万人(約9%)。ベネズエラからの移民が近年急増。
カリブ海諸国(キューバ、ハイチなど):
約70万人(約6%)。
その他(ヨーロッパ、アフリカなど):
残りの約17%は、ヨーロッパ、サハラ以南のアフリカ、中東などからの不法移民で構成。」
また、最新の統計ではアメリカ国内にはいつも1000万人を超えて1100-1200万の不法移民が存在していると言われています。日本の3倍弱程度の人口を持つ国家ですから、その数を日本に当てはめると400万人にものぼるというから物凄い数ですよね。
では実際に2024年時点で日本にいると言われる不法移民の数はというと「ベトナム: 約15,000人(全体の約20%)
韓国: 約13,000人
中国: 約9,000人
フィリピン: 約6,000人
タイ: 約5,000人」となっていて、まあ桁が2つ違いますね。
しかしながら、国家の成り立ちがそもそも異なる状態で有るかの国と我が国をシンプルに比較するのも有り得ない話で、国力の源泉が移民で成り立つ国がアメリカというのは厳然たる事実。学問にしてもスポーツにしても「外から入れた血」というものがアメリカをアメリカたるものにしているのは異論がないでしょう。
移民排斥で旗振り役のトップのヒト取りであるルビオ国務長官なども皮肉たっぷりの状態で、兄弟や親父のレベルで実際はそのアメリカにおける人生のスタートは不法移民そのもの。まさにお前が言う?状態です。w
大統領の妻もこの前までは外国人。しかも戦犯を生んだ国から来たヒト。いわゆる犯罪者という人間達を己の国に入れたくないのはどこの国であっても当然。しかしながら、それがそのまま外国人、そしてその延長線上にある人種と宗教による外国人の排斥へと進んでいったとき、(実際にそこまでもう事態は進展していますが)アメリカのこれからの数年間はおそらく国力は低下の一方になることでしょう。更に悪いことは、表面的にはすぐには出てこないアメリカの露骨な差別的体質が外国人に与える心理的にネガティブな影響。
世界各国の学生を排除し、本来なら残っていってアメリカ自身を発展させてくれていた種(将来芽吹くタネ)も排除している今。氷河期の年輪のように「後になって顕在化する傷」というものが見える時期というのがそう遠くない未来に現れてこないか心配です。
外国人や異なる思想を持つ人間を排除していく純血化政策は90年前のヨーロッパに広く存在していましたが、まさかアメリカがそうなるとはね。
時刻の政治家を批判するとぶち込まれるような国は共産主義国家のみであって欲しいと願ったのはこの前までの夢だったのでしょうか?
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