2025年3月18日火曜日

博打打ちの健康法

仕事終わりに今池の亀ちゃんに皮膚科の先生と行きました。

が、その前にまずは新しくできた同じ今池のタコス屋に入りました。名前はPKPK Tacosという名前。東京で仕事をしていた東京出身の方が店長として仕事をされているんですが、メニューには20種類弱の種々のラップに包まれる中身が目の前の10種類ほどのトッピングとともに出てきます。

美味しい!と思える品々でしたが、正直一つ一つのラップが小さすぎて腹が満たされないというのが欠点。あと20%くらい大きければ良かったんでしょうが、8センチ程度のサイズのラップではやはり私には小さすぎました。もう一声、10センチ程度のサイズが有れば先ずは満足だったんでしょうが。御洒落サイズでは食いしん坊のオッサンには辛かったです。

そこを出て、今度は亀ちゃんに突撃。

揺り戻しの強い寒空の下、風に吹かれながら何時もの亀ちゃんの引き戸を引くと、期待通りのお爺さんがハンチングを被ってビールの瓶を傾けておりました。期待通り、直ぐに話しかけられてお店の姐さんとの掛け合いになりましたが話の中心はおっちゃんの博打の話。w

話の中心は「博打なんかやっちゃいかん!勝てやせん!!」と云うのを手を変え品を変えいろいろな実話で話しかけてくるのですが、そこにオジサンの日常の行動を知る店の姐さんが茶々を入れるという状況。「この人はね!朝7時半に起きて、まず場外馬券場に行ってコヒー飲んで、それが終わると競輪の勝負に行って、それが無い時はボート・レースに行くんよ」と言って、毎日の規則正しい博打生活がオジサンの健康法だとの話でした。

この方は若い頃から視覚障害があるという事で、名古屋市内の移動は公共交通機関の届くところならフリー。

ところが店の姐さんの話では勝った話を聞いたことがないとの「博打あるある」のトホホホ話でしたが、実際には万馬券を当てた事もあるし、万一のお金として200万は絶対に使わずに取り分けてあるとのことで、なかなか堅実。博打健康法は正解なのかもしれません。w

最後の方は「あんた博打はやらんのかね?今度競輪行かんか?」とのお誘いを受けたのですが「まだ仕事が結構忙しいので~」と茶を濁させていただきました。

そこへ別のオジサンO島さんという方が登場して「畜生、今日も負けた~」とバクチの負けの話。ハンチング帽のオジサンとの漫才のような博打の話の掛け合いに我々二人は大いに笑わせて頂いた後で、今度は平成の初めくらいまでは普通にあったというヤクザの仕切る馬券売り場、いわゆるノミ屋の「微細を穿った実に詳しいお話」が展開され、我々若造はその話を実に興味深く傾聴させて頂いたのでした。まあ、教科書には絶対に載っていない話ばかりでしたが。

そういう裏社会と公営のシステムが背中合わせで自然に存在していた「緩い時代」のお話は、我々とオジサンの間の距離を更にスッと縮めてくれたような気がしました。

 九時過ぎにハンチングのオジサンがスッと立ち上がり「こんなに遅くまで飲んだのは久しぶりだ、じゃあ俺帰るわ」と言った時に横に居たO島さんが「良いな、家に女が待っている奴はヨ!」と茶化していましたが、オジサンはと云うと後ろを振り返らずに右手を挙げて格好良く出ていったのが印象的でした。

この店には令和のコンプライアンスはゼロ。野暮とは縁遠い大人だけが酒を飲める「やがては消えていく」最後の昭和が残っている場所なのでしょう。                                                                                              

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