2025年1月29日水曜日

DeepSeekの破壊力?

実用化されているAIの中で最も役に立つものはどれか?というのは常に気になる所です。

私自身も、最近は検索エンジンと併用する形でOpenAIに質問を投げかけてみる事も頻回になっています。実際、少なくとも今の時点では標準的なAIではへんてこりんな「宣伝だらけ」の回答を返してきませんので、そういう意味ではある程度クリーンな印象を持っています。

今時の検索システムの何がダメって溢れかえる「宣伝、宣伝、宣伝」の一言に尽きます。検索結果の最初の1ページが丸ごと検索結果とは関係の無い、若しくはその検索した言葉に関連したモノを買わせる為だけのCMだったりするというのが今時のフツーになって来ているのは日常的に検索をしている我々にとっては極めて常識的な経験。

検索エンジンも、登場初期の数年はこんな宣伝、雑音塗(まみ)れの結果のようなものを返す今時の汚らしい検索システムでは無くて、垢に塗れていない奇麗で美しい検索結果を返してきていました。勿論、本当に欲しい情報を含むページを重要性の順に返すというアルゴリズム自体の質は、四半世紀前より遥かに遥かに洗練されたものは間違い無いと思いたいのですが、ページ内に溢れかえる宣伝がその進歩の成果をぶち壊してしまっていると思うのは私だけでは無いはず。

個人的にはその「目汚し」を避ける為もあって、AIに対する質問の投入頻度が上がってきている訳なんですが、この度そのAIの競争にあの赤い大きな国のAIが登場してきたという話が漏れ伝わってきました。

先ず思ったのは「俺は使わない」という事。w

あの国の制作物なら質問や訂正したい文章の内容抜き取りは確実に行われているでしょうし、下手をするとAI使用時にスマホやデスクトップシステムへの侵入を許しかねないという強い危惧があるからです。同じような懸念はGoogleその他の企業が作成したシステムであっても同様でしょうが、恐らくはその背景にある悪意のレベルが桁違いなのではないかという話。

君子危うきに近寄らず、という言葉は冒険や挑戦をしないという言葉とは一線を画すものでないといけないとは思いますが、このDeepSeekの使用に限っては「使わない事」が最低限のマナーのような気がします。

書き込み情報を見る限りでは数物系の問題解決には強いという事ですが、最悪、使うにしても使用はそういった事にとどめておくべきで、個人情報や秘匿したいその他の内容を含む経済・学術的な情報などの文章投入も決してするべきでは無いでしょう。

まあ、アメリカ側はこの格安で作られたAIはアメリカ産の検索エンジンを蒸留によって剽窃したものだと勘繰っているようですが、そのような噂話の域を出ない話のみならず、返してくる中身に関してもまだまだ正確性に欠ける点も多いとの事で、暫くは国同士の叩き合いも含めてこのエンジンに関する雑多な情報があふれかえってくる事でしょう。

それにしても、nVIDIAの株価を一瞬で90兆円相当も吹き飛ばすとかなかなかやりますな。いやいや、そんな事よりこのAI戦争において日本が全く蚊帳の外状態なのはどうにかしてくれ!orz


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