2025年1月20日月曜日

アメリカ帝国主義

遂にトランプの再任時代がその動きを見せ始めました。

互いの陣営がSNSその他のメディアを駆使して日本では法的に禁止となっているような昨今の種々のメディアを効果的に使い合ってお互いに札束で人の一票を拾い合うような選挙戦を繰り広げた挙げ句の僅差の戦いでした。

総取り方式ですから、実数では僅差でもアホなメディアの地滑り的勝利などと云う報道とは違って、実際の得票数差はトランプvsハリスで50.2%vs48.1%というものであって、獲得選挙人数の312人と226人というような目立った差ほどの差は実際にはついていないのです。まあ、こういうのは前回のバイデン勝利のときも同じようなものでしたが、この選挙人制度というのは本当に何じゃろ?というのが正直なところです。無論、アメリカの歴史的な経緯の積み重ねなのでしょうが、本当にこれが良い制度なのかは私には謎でしかありません。

さて、再始動し始めたトランプ政権ですが、私から見ると単なる白人主体の帝国主義国家にしか見えません。かなり昔からバカでもお金があればなれるのがこの国の大統領だというのは世界中で有名ですが(日本も同じか?w)、今回は特になりふり構わずという感じでクラスに1人はいる嫌われ者風のアメリカらしくてよかったです!(^^)

赤い国のプー珍大統領も中国のプー首席もアメリカのトランプもホンマに何も包み隠さず己の国の私利追求、国益追求を隠そうともしません。なんだか世界中が100年前に時計を巻き戻したような状況になっていて、誰もこれを止められない…。

しかもトランプは初日から大統領令100連発の狂乱状態。民主主義というのは衆愚制の大原則だというのも理解していますし、長い歴史をかけて獲得した貴重な権利だというのも解ってるつもりですが、その結果がこれじゃ~って感じで、なんだか脱力です。

しかし、この大統領令も(いつもの様に)ポーズレベルのものに終わる可能性はかなり大で、議会が執行予算をつけなければ終わるし、最高裁が違憲と出してもアウト、更には市民レベルでもガンガン提訴されるでしょうから。それでも、最高裁や議会上下院ともこのオッサンの所属する共和党が支配している訳でなんだか空恐ろしいです。

少なくともこれからの4年間、どんなアメリカが出現するのか怖いもの見たさレベルで見つめていくつもりです。ヤレヤレorz

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この爺さんは「ハッタリ多めで大口叩く→相手がビビって譲歩する→条件を緩めて譲歩する」の一連のやり取りをディールごっことして、国家ぐるみでやりたくて(遊びたくて)大統領やってるんじゃないですかね。

なので乱発の大統領令の大部分も有名無実化するし、口約束の公約なんかさらに簡単に無かったことにする気マンマンなんだろうなと思いながら見てます。