2025年1月17日金曜日

阪神・淡路大震災の30年祈念日

「あの日」からもう30年も経ったのかという感じです。

あの日の事は何回か書きましたが、いろいろな記事を読んでいるうちに、あの日を境にいろいろと防災に関する基準や準備形態が変わってきた事が書いてある記事を見つけました。(この手の日本の記事は何故かニュースのリンクからはかき消されていくので、概要を抽出してメモにしておこうと思います)

それによると、この大震災を契機として大きく変わってきた事としては・・・
  • 【ボランティア元年】本当にこの震災以降、多くの人々が「自分の意志で」被災地応援に出るようになり、企業もそれを有給として認めるようなシステムが出来上がりましたよね。
  • 【震度階級に「5強」などを新設】1996年4月に体感による観測が全廃され、震度計による観測に完全移行。幅が大きかった震度5と6にそれぞれ「弱」と「強」を設けて10段階化。
  • 【東京消防庁にハイパーレスキュー創設】今では海外にも派遣される高度なレスキュー・スクアドロンになりました。
  • 【災害派遣医療チーム(DMAT)発足】この部分は我々医療従事者も大いに関係しているところです。東北大震災では私の勤める病院からも精神に関するケアを行うDPATというのが出ていきました。しかし実際にはもっと多くの医療福祉関連のアシストシステムが構成されています。
  • 【カセットコンロ・ガスボンベの規格統一】この時を境にJISが統一され、どのカセットも互換性がもたらされたという話。シンプルな話ですが、重要な一歩です。
  • 【水道レバーが「下げ止め式」に】今では普通になったこの形式。記事を読むとナルホドと納得ですよね。
  • 【地震保険が普及する】これも今では持ち家を持つ人にとっての当たり前になった感がありますが、その普及率は今後も大地震ごとに上昇するのではないかと思います。運転時の自賠責保険の様にMUSTにするのが本来の姿ではないかなとは思うんですが、いくらそうしても自賠責同様に入らない奴は入らないのでしょう。
等々と出ていましたが、高速道路なども以前とは比べものにならない程の設計基準や補強が為されているのは皆さんの日常で橋脚補強工事などをしているのを見れば一目瞭然かと思います。また、民間レベルでも「防災意識」というのは格段に変わってきているという実感があります。

苦しみを経る度に強くなる災害大国日本。今後も強くなっていって欲しいと思うのですが、それは災害を経ずに…という想いが当然。何時かは判らなくとも必ずここ名古屋も巨大地震に襲われます。その時に先達の被災の記録が大いに役立つことを心から望むのです。

我が家はどうか⁉実際に多くのものが準備されていますが、更にストックその他を増やしていきたいと思います。

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