2014年3月6日木曜日

画像診断

最近、正確で迅速な画像診断の必要性を嫌というほど痛感するイベントが続きました。

問診や生化学的、血液学的データは当然大変大切で、いろいろと診断をするための基本中の基本であることはわかっていても、腫瘍やその他の器質性の変化がCTやMRIで描出していくことで更に明確にその病態の意味を理解することが出来ます。推測が画像化されるというのは本当に「一目瞭然」と言う形でその推測が証明されるのですから!科学や技術の進歩は素晴らしいものです。

ところが、この画像診断というのは正常解剖がわかっていて、かつそれが二次元や三次元で頭の中で再構成でき、かつその期間の中を走行する血管やその他の管腔の名称と配置が理解できているかどうかで読みの深さが全く変わってくる上に、放射線科の専門家の読影になると、更にこれに様々な臓器の様々な病態を見てきたという「経験値」という深みが加わってくるわけで並みの深さではないレベルの読みをするドクターがいます。

放射線科の読影者の中でも実技から何から出来て、かつこれらの読影も深い人の中にはビックリするほど大量の鑑別診断を出せる人がいて、ほぼ間違いないというものから可能性としては低いけれども万一の可能性としてこういうのもあるよ〜!というのを出してくる人がいます。
これくらいのレベルの読影医になると、我々レベルの人間からは「神の如き読影力」を持つ化身のような人でして、どのようなアプローチをしてオペをすべきかまで脳外等で指示すると噂に聞く、アメリカに居る放射線科の人達と同じようになるわけでしょうか?

無論こういったレベルに行くまでは絶え間ない訓練と深い洞察力が必要なのでしょうが、私も一念発起して深読みが出来るような精進したいと感じるのでした。
いろいろなツテを頼って多くの友人に教えて貰う前に正常解剖をもう一度頭に叩き込みなおそうと思います。

オッサン、やったるで!!

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