数年前からポリープが有り嗄声も年々歳々酷くなっていく状態でした。当初から何度も何度も私も宥めたり脅したりしながら「今取れば声を失うこともなく普通の生活に戻ることが出来ます!」と繰り返し言っていたのですが、喫煙を止める気配もなく医者にも行かず時間だけが過ぎていき、、、。
再診に行った時点では既にかなり進行してしまっていたのでした。例え義理の息子であっても、医師として義父を病院に連れて行(け)かなかったことに対しては罪の意識が無いわけでもないのですが、このことに関しては嫁さんとも何度も何度も話してきたことで、嫁さん自身も自分の父の今回の手術の件に関しては「自業自得」と言い切っています。
無論、肉親として親を心配する気持ちというのはそういった理屈を超えてあるのは明らかで、心配して電話をしたりしているのですが、何度宣言しても喫煙をやめなかったこと、副流煙がそばにいる自分の妻や子供達、そして孫達にも甚大な影響を及ぼし続けていることを意を尽くして説明されたにも関わらず止めなかったのですからこれはもう誰にも今回の一件を防ぎ様がありません。
そして今回の手術です。
今回のオペは病期が病期だけに既に声帯全切除で対応するしかありませんでした。化学療法の1クール目も体力不足で乗り切ることはできず途中で中断しての今回のオペですから、病院側が標準的に揃えているプロトコールからは既に外れてしまっています。
数日前に良くしてくれる後輩たちが中心になって義父を囲んでの「最後の声を聞く会」のようなものを開いてくれたとのことです。素晴らしい友人後輩をたくさん持つ義父は本当に素晴らしいなとこころから思いますが、何故その素晴らしさが禁煙ということに関しては全く発揮されなかったのか。
返す返すも残念です。orz
もし喫煙されている方がいたら今日からでも禁煙をしましょう。喉頭癌だけでなく、舌癌、肺癌、そして長く苦しむという意味ではそれよりももっと恐ろしいかもしれないCOPDに。また、自分が亡くなった後でも御家族を副流煙で苦しめその影響を受けて発症する疾患をまき散らさないためにも禁煙しましょう。
何度でも言います。貴方のためだけでなく他の人のためにも禁煙しましょう!
後悔先に立たず
2 件のコメント:
初めまして!
長い間、こっそり拝読させていただいていました。NYで中年看護学生をしています。
日本にいる私の父も、喫煙者であの手この手で禁煙するようにしむけているのですが、全く言う事を聞いてくれません。一応、歯科医なのでpathophysiology 的な理解はあるのですけれど。そこでSmall Gさんの記事を送ってみました!本当に後悔する前に辞めてほしいものです。
それでは名古屋で(実は名古屋出身です)頑張ってください!
Amyさん、
この件に関しては本当に反応しない人は口を酸っぱくしても何をしても何を言っても聞かないですよね。自分が逝くだけならまだしも、「周り全員」を巻き込んでいるという意識はサラサラ無いですから。
5分前に禁煙したとか、冗談で済ませる人もいますが一言で言えばこういう方は「意志薄弱」なのです。
自分を含め、誰かが死ぬまでそして誰かが死のうと反省しないのかもしれません、、、。
そういう意味では宿痾なのかもしれません。
私の駄文が御父様の禁煙の一助になるのであれば幸いです。オペの経過を思い出したように数ヶ月単位で書き込んでいきたいと思います。
看護の勉強の方頑張られてください!!! 応援しております。味噌カツを堪能しにまたたまには帰ってこられてくださいね。w
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