2025年6月13日金曜日

「知っている」という事

知らない事を調べた上で人に確認するというのはなかなか面白い瞬間です。

実は時折暇つぶしの移動時間などでやっているゲームで時折「?」という瞬間があります。プレイしていて細かい部分に限らず本質的な所でも「あれ?」って思うような疑問が出て来ることがあります。

ところが、これを調べても実際にはネットに記述が無かったり人によって結論が異なっていたりなんていうというのは良くある事で、その点をゲーム中の仲間に尋ねるとかなりの割合で「無言」になってしまうのです。^^

それまで、大盛り上がりだったチャットがいきなりシーンという感じになってしまって、誰も答えずという状況。結局、その質問に答えられるだけの知識が無い訳なんですが、ゲームは続けられるという話。コッソリ個人連絡で「XXではないかと思うんですけど、今一ハッキリしません」というような親切な連絡をしてくれる人も居ます。

結局、解ったつもりとかなんとか言う前に「取り敢えず出来るから」調べずに前に進むなんて言うのは別にゲームでなくとも良くあること、というかむしろ日常ではそっちの方が普通に多いと言った方が良いのかもしれません。

解らないものを解らないままで何かを進めてしまう事で、取り敢えずは凌げることが多いのは事実。しかし、それによって痛い目に遭ったり物凄く非効率的な事をしている事があるのも事実。ゲームだからまだ良いんですが、医療の現場ではこれは許されません。知らないことを知らないままやってしまう事の恐ろしさ。

運が良かった等というような言葉では済まされないような医療ミス寸前の行為を起こさない為にも日々勉強しておかなければならない事は沢山あります。

そういう意味では知らない事を知らないままでやって良い事と、知らなければならない事というのはキチンと境界線を引いておかなければ不味い事になるというのは仕事の世界では一目瞭然。取り敢えず走り出して考えるというのは「言葉遊び」としては良いのでしょうが、人の命がかかっている事ではあってはならない事だと考えます。

それでも、医療事故はそういう勉強を乗り越えて発生しますから、日々気は抜けません。

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