アルコール性肝硬変の患者さんが亡くなれた事です。今年に入ってから末期のアルコール性肝硬変の患者さんを看取る事が多く起きています。こういう方々には大量のアルコール摂取歴があるのですが、以前にもこのブログで何度か書いた様に御本人達は「自分が呑兵衛である事」を理解していない、若しくは理解しようとしていない事が多々あります。
診察室で御本人にどれだけのアルコールを摂取してるのかという事をいろいろな方法、話術を駆使して聞き出していくのですが、これがなかなか大変。どんな種類のアルコールをどれだけの量どういった間隔で一週間に飲んでいるのかをああでもないこうでもないという感じで話題を替えつつ核心に迫っていきます。
何故そう言う事をしないといけないかというと、アル中の人はその飲酒量の申告において「ほぼ確実に」逆修正申告を行うから。w
例えば1本呑むにしてもチューハイの何パーセントのものを購入しているかというのを聞いて行くと、最初は3%、時には5%とか言っていても十分時間をかけて聞き出すと7%とか9%とか言い出して、それが一日日本だったはずが実際には4本飲んでしまう事もあって…週に三回の筈が一日おきだったり週に二回だけ休むとかもうドンドン怪しくなってくる訳です。
こういう人達の大問題はそれが病的な飲酒量である事を理解できていない事。そして例え理解できていても止められない事なのです。
本当に止めれない。アル中の人達が頭が悪いとか云う事は全く無くて、寧ろ吞むためには如何なる理屈でも造ってくるような饒舌さがあるといつも感じるくらい嘘をついてきます。w
余りにも嘘ばかりつかれるので、私はアル中患者の話はまず最初の台詞の下り10分は外決めてかかるほど!まあ、それほど騙されて私自身が傷ついたんですけどね。
このアル中の人達の「病識の欠如」、呑むためなら如何なる労力もいとわず、食事を口にせずに呑み続ける状況。これは「アルコールに強いという呪い」だと私は思っています。
酒が飲めて酒に強いという事とアル中とはまた全く別のものですが、鳴門の渦の見学に行ったつもりがいつの間にか渦に巻き込まれて出られ無くなっていたなんて事にならないように気をつけたいものです。
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