2018年1月10日水曜日

未だにやっとるのか・・・

この手のことは世間の反応とずらして書くことが多いのですが、今度の正月はこれはさすがに・・・と驚くことがありました。

それは今年の正月スペシャルで流されていた「ガキの使いスペシャル」での出来事でした。皆さんも実際にみた方やネットのニュースを介して御存知になった方もおられるとは思うのですが、浜田雅功が顔に黒ずみを塗ってエディマーフィー?に扮した状態で”笑ってはいけない”状態を保とうとする訳でしたが・・・。

私は嫁さんが正月のこう言った番組を日本で見ることを楽しみにしていたことを知っていたこともあり、久しぶりに見る日本の年末年始の番組に、自分自身も「ああ、懐かしい。そう言えばこの番組あったな〜!」と視始めたのですが、番組のかなり頭の部分で浜田が黒塗りの顔で登場したときは、一瞬で「知らんぞ・・・」という言葉が口をついて出ました。

どう考えてもこれはミンストレル・ショー。それを21世紀のお茶の間で流すというのは”もしアメリカだったら”テレビ局自体の瞬間的廃業レベルの騒動になるんじゃないかと思いますし、ディレクターでは首が軽すぎて償いきれず、最低でも経営陣全体の大幅刷新か株主集団訴訟になると考えます。おまけにそのスポンサーまで全部降りることでしょうね、ほぼ永遠に。

まあ、少なくともそれをやらかしたタレントは彼の国だったら一生逆にそれを”やらかした男”としてレッテルを貼られて表舞台で活躍することは無いでしょうね。日本で言えば未成年淫行男としてどこでも後ろ指をさされ続けている山本圭一みたいな感じでしょうか?

今回の件に関する日本人の感想というのはネット上に溢れていますし、私自身はその意見に対する意見を言う必要も無いので、敢えてこれ以上は感想を付け加えることはないのですが、この企画を番組として通した人間の時代感覚のズレと現状認識への無知っぷりは震えるほど激サムです。

唖然というのはこういう時に使うんでしょうね。時代が21世紀だろうと、住む場所が先進国だろうと、田舎者は田舎者ですな。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

もしも浜田さんがレオナルド・ディカプリオの真似をして金髪&白っぽいメイク(あれ?ディカプリオって金髪ですよね?)をしていたら、アメリカではどういう反応になるのでしょうか?
アメリカでは物真似メイクは難しいのですか?

small G さんのコメント...

要するに”一般的に差別される側”を明らかに世間の常識で”おふざけの対象にする”という事が行われるとアメリカでは世論が火を吹きますからね。
今回のH&Mの件も然り。未だにそういったことに気づいてか気づかないままでか知りませんが、そういうことをやるというのはね・・・。

仰るように反対側のことをしたら多分、薄ら笑いで済まされるんでしょう。きっと。
でもスタンダップ・コメディなんかを見てると差別される側の人間が差別する側”と”差別される側双方をバカにするのは許されているっていうのがこれまた複雑さのレベルを上げているわけですが。

この手の問題は人の心の奥底を覗くような複雑さがあります。