2025年10月12日日曜日

どんどん質の上がるFAKE画像

最近ネットを見ていると怖いです。

どう考えてもFAKEでしょうという「画像」は写真としてたくさん出始めたのが数年前。どれもこれも「わかりやすい!」FAKEだったんですね。画像の質感のおかしさや、画像自体のディティールに笑ってしまうような間違いが散見されたんですが、この二年くらいで(プログラムさえ選べば)かなり上等のFAKEが大量生産できるようになってきました。

そして、その範疇が静止画だけではなく動画にまで拡がってきてしまいました。正直この一年間に見てきたFAKE動画の質とボリュームが「強い危機感」を覚えるレベルにまで変わってきました。ストーリーとその画像から理性の働きで、容易に「有り得ない」と判断できるわけですが、光の反射やその周辺の画像処理が数年前とはまさに桁違いに改善されているからです。

世界の有名人などはほぼ軒並みFAKE画像の犠牲者になっていますし、パロディ、性的画像な鬼改変されている状況ですよね。実在の画像にFAKEの部分をデジタルとして改変をインサートするものもあれば、豊富な画像データをもとにゼロから生成されたものも大量に実在しています。

しかし、それが無料で作られてくるわけですから本当に驚くべき時代に突入したものだと思います。でもですよ、実際にこれがこの速度で容易にかつ限りなく本物のように出来る時代が来てしまうと、今後出てくる動画は(静止画は前から当然!)どんなにリアルなものであろうと信じられない世界が出現してくるのは確実だと思います。

今の時点ではそれらがFAKEであることを見抜くソフトもかなりクリーンに見抜いてくれていますし、人間の目もそれを見抜く能力がありますが、その「見抜く」というポイントがどこに有るかをAI側が学習することでそこを改善してきたら…。

AIの画像診断能力は既に人間を超えたのは共通認識、しかしその先はどうなのか。

何を信じて良いのか、百聞は一見にしかずという言葉はこれからはモニター越しになった瞬間そのリアリティを頭から疑っていく時代が来たようです。アホな我々大衆はそのFAKE画像に騙されてトランプを熱狂的に支持する連中を笑えないようになっていく可能性を否定できません。

そんな画像が大量に出回って、国家が変な方向に動くようなことがなければ良いのですが。

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