2025年10月23日木曜日

ジャガーが消えそう?

 ちょっとビックリの記事を読みました。

「あの」イギリスの名門JAGUARが物凄い事になっているというのです。欧州での販売台数が)97%の減少を記録したとの事。

その原因は実に単純で、それは極端に実に極端に勧められた電動化の影響という事に尽きます。一時流行ったEVへの完全移行の政策に乗っかって己の作る車群もフル電動化一直線という状況にしてしまった挙句のこの状況のようです。

それにしても売上高97%減というのは劇的で、通常こういう近未来予測を誤った経営陣というのは首がビヨーンと飛んでしかるべき状況だと思うんですが、強気の発言を繰り返すばかりで、責任は取ってないようです。そもそもこれまでの顧客を捨ててまでも高級車としての値付けを上げて、その状況でも利益が出る会社にすればよいとか何とか言っているみたいですが…。

私にはほぼ寝言にしか聞こえません。w

トヨタがありとあらゆる国内外のバッシングに曝されて、内燃機関車をラインナップに残す事が叩かれ続けましたが、今の自動車業界を見ているとマッチポンプのインチキ野郎たちの妄言に乗っかって会社を傾けたジャガーのようなバカ者も居れば、外の雑音には耳を貸さず、理路整然と今後の未来のチャートを描いて全ての方向に開発を続けたトヨタのような会社もある訳でして、その知性と開発力の差は語る迄も無く歴然としています。

Daimler double6という栄光に彩られた12気筒エンジンを捨て、内燃機関を捨て、ハイブリッドもすっ飛ばして中国が政府の下支えで必死に作っているEVにシフトとか私にはもう夢のような愚かな話にしか聞こえません。

ル・マンでの7度の優勝。世界一美しいと言われたE-TYPEの廃止。売れ筋の車群の型番廃止と「大胆な政策」を打ち出していますが、全個体電池というシステムが完成しない限り、今の「重く」「高く」「燃えやすい」電池のままでは到底顧客の望む車が出来上がる訳も無く…。

そもそも2000万を超えるレベルのJAGUARを買う様な金持ちはガソリンの値段やCO2の排出の事などどうでも良いのです。

あの栄光のジャガー。10年後といわず、5年後もきちんと破産や整理、買収などされずにブランドとして残っているのでしょうか。電池次第なのかもしれません。


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