今日は病棟でちょっと面白いことが有りました。
まあ、なんてことはないのですが実にタイトル通りの出来事が起こりましたんで、以て他山の石となすということで書き留めておこうかなと。
事の起こりは至って簡単で、ある女性看護師さんが何だか焦ってウロウロし始めました。最初は気にもしていなかったのですが、ふと手を休めて看護師さんをチラッと見てみたところあちこちを捲って探しものをしているようでした。
周りの看護師さん達に「今日入院された新患さんから預かった御家族の連絡先一覧表が見当たらない〜!」と言って慌てています。それとはなく見ていたのですが、その新患さんというのが私の受け持ち患者さんだったので、一分間ほど一緒に探してみましたが、取り敢えず目ぼしいところにはどこにも有りませんでした。
そこで「自分のポケット探してみた?」とチョロっと言ってみましたが、ちょっと憤慨したように「そんなのあるわけ無いじゃないですか〜!」と強い口調で切り返してきて自信満々でしたので、余り女性の神経回路に踏み込むことを好まない私的にはそれ以上のsuggestionもしませんでした。w
その患者さんから預かったというオリジナルの連絡一覧表を無くしてしまったその看護師さんは、それからも皆で手分けをしながら十人ほどの看護師さん達の協力を得てああでもないこうでもないと言い合いながら探し続けていました。
しかし、私がちょっと見ていた感じではどう考えても自分の看護服のポケット三つと着けているエプロンのポケットニつ分に手を突っ込んだ形跡は有りません。
まあ、これ以上皆の時間をつまらないことに取られるのは病棟にとっては時間の無駄ですから、嫌われるのを覚悟で「一度だけ自分のポケットに手を突っ込んでみたら?」といいました。ちょっとムッとしていましたが、右手を自分の尻ポケットに突っ込んだ瞬間・・・「あ~~~~っ」と言う声を出して「こんなところに〜!」って、10センチ四方の紙切れを突き出していました。
まずそこ探せよ!?オイ!って感じですが、ココからはナース・ステーションが蜂の巣をつついたような感じで色々言い合ったり、笑ったりでした。
師長はチョッと空気を読んでか「センセイはこんなことぐらいじゃ気を悪くせんわね〜!と言っとけば怒らんわよね〜」等と私の体を横肘で突いてきながら言ってましたが。
私はというと、ウムって言っただけでした。あとはひたすらその自信満々だった看護師さんが逆に気の毒で、、、。だって同僚の門前でかくこれほどの見事な赤っ恥は人生でそう何度もないですからね・・・。
やっぱりその推測はある程度当たっていたようで、「私なんか変な汗搔いてきた」とか言っておりました。大人にとって何事も表現というのは「控えめ」が良いようで。w
まあ、この看護師さん、肝は座っているようなので明日にはこんな些細な事はケロッと忘れていることでしょう。
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