2015年1月10日土曜日

食品への異物混入問題に思う

マックの緑肉問題から始まった感じで、いろいろな食品偽装問題が口火になったんでしょうが、マスコミのみならずネットでも「食い物の安全」に関する話題が途切れる日はあまり無いような気がします。

最近では偽装のみならず、食品にゴキブリ、義歯、ビニールの紐様のもの、ミミズ、昆虫の破片その他諸々の実にありとあらゆるいわゆる”異物”の報告がネットやマスコミに次々に出ていますが、殆ど食うもんねーじゃんという位、あちこちの大小の会社が激しく叩かれて吊るしあげられているように私には感じられます。

問題が起きた時にそれにどう対応するのかというリスクマネージメントの差がその後の明暗を分けるというような話もあちこちに書いてありますが、私はそうかいなという気がします。無論、不味すぎるマネジメントは火に油を注ぐ結果になることは解りやすいですし、実際マックのカサノバの対応などはとても当事者とはいえないような、如何にも上から目線の「私の責任じゃない!」的な幼稚なもので、カナダからやってきた異星人らしくてナカナカのオバハンやの~、位には思ったのですが、案の定その次の月からはマックの売上は激減を続けることになっており、今回の異物混入の件が起きるまでもなく、多分飛ばされる事になるのは既定路線でしょう。

実際は、今回の異物混入事件のような事は今までもそしてこれからも無くなることはないでしょうね。
人がそこに介在している限りは、製造現場で髪や物を落としたり、自然と昆虫が素材から混じったりというようなことが今後も「必ず」起き続けます。「起き続けるハズ」と言うレベルでは無く「必ず起き続ける」というのが当たり前で、日本人の清潔志向と相俟って、いつもの様に製品に完璧を求める消費者との間で永遠の品質改善の努力を続ける試みが続くだけでしょう。

そして、今回のこともまたある程度まで盛り上がっていったところで、皆が飽きてきてそれを追うようにマスゴミが報じなくなり、取り敢えずは一旦話が収まる、、、そしてまた、何時かは同じような話が繰り返され、今回の一連の事柄が歴史として報道されるということになるだけだと思います。まあ、マックがどれほど売上を落とすかは個人的には賭け事の対象としたいくらい興味津々ではあるのですが、そう簡単には倒れますまい。

企業としては取り敢えずココは首を引っ込めて姿勢を低くして、忘れっぽい消費者達の記憶が薄れていくのを待つのでしょうね。

そう言えば、今日病院の人達と初めて食いに行った美味しいと評判の定食屋さん、ほんとうにビックリするほど美味しくて、ブリの照り焼きを大人気なくバクバク食べてしまいました。いやあ、日本に帰ってくるとこんなうまいもんがあるんじゃのーと言う位の美味さ!
途中で御飯の丼の中に5センチ位の長さの髪の毛が入っていたのですが、それはコッソリと摘んで取り分けて見えないように床にピーーンと弾きました。w こんな美味いもんを食わせてもらっているのに、野暮なクレームなんかつける気などサラサラ無いので。

しかし、食い物って自分で作ってる時でもいろいろ混じってるんだけど、みんな細かいよね。大概の物喰っても人間そう簡単にはくたばりません。私個人的には、適度なバランスと適切な分量のものを適切な時間にゆっくり食う事こそが大事だと思ってます。異物よりも緑肉のような偽装のほうがよっぽど酷いと思うけど、異物混入も中国のような直接人の命を奪うようなレベルの酷いことは「国産」の食い物だったら起きないだろうと私は思っているんですが、、、。

チョッと楽天的かな?日本人性善説を信じる私でした。

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