2025年11月26日水曜日

俺達はドローンに殺されるのか

ウクライナでの戦闘で本当に戦争の形態が激変してしまいました。

最初は戦車とミサイル、そして戦闘員達の直接対峙という形の力の応酬だったのに、偵察ドローンから始まった急速なドローン進化は投下型爆弾の装備、突撃型弾薬の固定からの人や戦車への神風攻撃、最終的には光ファイバーを装着した長距離飛行型ドローンが敵の国家の深部をを襲う形態にまでなっているようですが、恐らくまだまだ劇的に進化する途上だと思います。

そもそもバッテリーが進化している真っただ中。更に妨害電波が飛び交う中でもそれを克服するECM、ECCM、ECCCM等電波妨害に対する様々な対抗策もまさに今、リアルな戦場の中で進化中である事は様々な記事から明白。

航続距離が延び、飛行速度が増大し、搭載する武器の種類もドローンのサイズもまさに各国各部隊様々で、目的に応じた種々のドローンを作り続けていますよね。空飛ぶドローンだけでなく、ボート型のドローンも潜水艦ドローンも実際に存在しますし、潜水型ドローンもヤバい速度で進化中。日本もその真っただ中ですから。

恐ろしいのは、今は人が操縦しているドローンには100%確実に「AIと連携した形での自立飛行型ドローン」が登場して人や目的物を自働で識別しながら電池が切れる迄その攻撃を止めなくなるだろうという近未来が待っているという事です。

不気味な犬型ロボットも物品の運搬用のみならず、マシンガンを装着したりした状態での殺人兵器として戦場を自由自在に走り回れるようになっている時代が既にやって来ているというお話。

ありとあらゆるシステムが戦場に火薬が登場した時の様に、空に飛行機が登場し、地には戦車が登場した時の様に、正に今まで眠っていた砂漠の中の無数のタネが雨が降り始めて全面的に開花する砂漠の様な状況になっています。

こういう兵器は国際条約で禁止してもその行為自体を嘲笑うように技術がその先を走ってしまうのはこういう技術応用の百花繚乱期の特徴だと思うんですよね。

それにしても、ターミネーターの中では巨大なドローンが自律的に人を殺して回っていましたが、中国のロボットなんかを見ていると、もうあれはSFの枠で収まる話じゃなくなったんだという暗澹たる気持ちです。次に大規模な戦争が起きた時には空を覆い尽くすドローンの群れが、体温を感知しながら弾の尽きるまで、爆弾を落としきる迄我々の上に飛んで来るのでしょうか。

嫌な時代になったもんです。

0 件のコメント: