次元が違う、桁が違うというのはこういうことなんだろうなと思いました。
日本では王子様と言われていますが、アメリカではKINGと呼ばれている羽生くん。
今回の金メダルは病院の食堂のテレビで見ていましたが、もうなんちゅうかね、最初から負けるわけがないというオーラがある上に、素人の私が見ても高度なスケート技術だけではないその上に存在する素晴らしいダンスの表現力が体中から吹き出している感じで、素直に感動してしまいました。
絶対王者っていうのはこういう人のことを言うんでしょうね。他の人が全く近づけない一つ上の段上で王子様が朗々とアリアを歌っているような素晴らしい景色でした。
中国の司会者も漢詩を彼に送って番組中で褒め称えるし、韓国のアナウンサーも感動を表現する始末。普通、彼の国々はある種独特の表現で悔しさ混じりか政治的な背景からか、日本の選手を揶揄することもありますが、そう言った軛から解き放たれた”感動の素直な表現”が彼らから次々に出てきたのはなかなかに感動的でした。
そして同じ日に同じ漢字で羽生と書く羽生7冠と中学生の超新星である藤井五段の対戦も行われました、結局藤井五段が二ヶ月を経ずして最終的に六段になってしまうという快挙を達成しましたが、オリンピックでも本当に自分子供達と同年齢位の男の子・女の子(私にとってはそうとしか言えない!)が有り得ないような素晴らしいボディーコントロールを見せて次々とメダルを獲得しているのを見ると、時代が次の世代に任される準備がこうやって出来ていくんだな〜という想いが頭の中を巡っていきます。
”後生畏るべし”とは言いますが、オッサンも負けない様に日々研鑽しなければならぬとの思いを新たにした一日となりました。
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