長崎から帰ってきて、いつもお世話になっているリネンのおばちゃん(いつも母ちゃんと呼んでおりますが)にカステラを渡しに行きました。
ところが話した後に医局に戻ってみると、既にこの母ちゃんからの東京土産が机の上においてありました。オイオイ!?と思って母ちゃんに「これ母ちゃん?」と改めて聞いてみたところ「上野動物園に一人で遊びに行ってきた〜」とのことでした。
「パンダが一人で寂しそうにしてた・・・。娘も孫も連れて行かない一人旅だったから、思わずジーっと見てたわ。」なんて土産話をしてくれました。
ところで、そこに置いてあったおみやげは”銘菓・ひよこ”でした。
すぐに思ったのは「アレ???ひよこって福岡の土産じゃなかったっけ?」ということ。この点に関する謎をネットで調べると、既に大量の回答が書き込まれておりました。
それによると、もともとは吉野堂という福岡は飯塚に咲く八木山の吉野桜に由来した店名だそうで、1897年から続くお店です。ここの二代目店主・石坂茂の考案による大正元年12月1日の製品がこの”ひよこ”なのです。
この由来により我々九州人は”ひよこ”といえば当然のごとく、九州、特に福岡銘菓と思っていたし、それはそれで正しい訳ですが、話の筋が少しぶれ始めるのは何と東京オリンピックが関係しているのでした。
1964年に東京に店の第一号を出してこの”ひよこ”を売り出したところ、これが多くの人に当然のように受け容れられ「東京ひよこ」として皆のおみやげの一つになったとのこと。この点に関してはお店の広報の人も「ひよこは福岡土産でもあり東京土産でもあるのです。」ということで、どちらも正解としているようでして、事情を知らない東京の人にしてみれば東京から九州に買っていくおみやげにも充分なり得る訳で・・・なんか、まあ、美味いから良いんですけどね。
何だか九州人にはきついジョークです。
2 件のコメント:
いや~知りませんでしたよ~
今の今まで、ひよこは東京のもんだと思ってましたわ。
持って行った先が関西や東北だったから何も言われなかったけど
九州の方だったらビックリされたでしょうね。
ああ、お土産のこと書いてたら明太子が食べたくなってきた!
(私にとって九州といえば明太子、明太子といえばふくや、みたいなところあります)
そちらの方にとっては”九州と言えば明太子”という発想もあるんですね〜。
やっぱり、Xと言えばYというのに、XとY間で意外な接続が見つかるというのはこれまた新鮮です。
発見の多くはこういったものが殆んどだと思うんですけど、今後も、日常生活の中で驚かないより驚く発見が続くほうが私も楽しいので、なにか面白いことが起こることを期待して日々目を皿のようにして生活していきたいと思います。
ああ、私もメンタイ食べたくなりました。w
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