2017年10月2日月曜日

早期教育

出勤の時、近所の主婦の方とすれ違いました。

その方は私がアメリカから帰国した人間だということを知っている方なのですが、同じように家族は以前私とは離れて暮らしていることもチラリと立ち話で話した関係でいわゆる海外に住んできた人間だと知っている方です。

その人が擦れ違った際に嬉しそうにお話してくれたのは、小さな娘さんを英語教室に通わせ始めたという事でした。二歳半とのことでしたが、これっていわゆる”早期教育”って言うやつだよな〜って内心思いました。
私はそのような事を子供達に施してやれる金銭的余裕もアイディアも全く持ち合わせていなかったので、そういうことをする人達を見ると単純に「積極的だな・・・」って感じます。

感覚としては良いも悪いも無し。私にはできなかったことを継続的にお金と時間と手間ひまをかけて教育していく親御さん達が世の中には本当に沢山いるんだなって感心します。

私はとりあえず言語に関しては、どの国に住もうと親が話す言語を使って、流暢かつ高度なコミュニケーションが取れることを第1目標としてきましたので、子供達のためにやれたことは日本語でバンバン話し合ってやることと、親が日常的に本や論文を読んだりする姿をそのまま見せること程度でした。

本を読まない親の子はやはり本を読まない子に”なり易い”だろうと思うし、読み書きをするところを”見たことがない”子供はやはり、そういう事をしないんじゃないかと思うのです。
例え親が塾や教室に子供を通わせたところで、己や配偶者がそう言った行動を日常のレベルで見せない家庭でそういった教育は成功するものなのでしょうか・・・。

早期教育に時間と金をかけるのであれば、”親御さん自身”がそのロール・モデルになるのが一番の近道ではないのかな?なんて思うんですけどね。

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