先日の当直はちょっと・・・でした。
当直が夕方に始まるや否やターミナルケアをされていたある棟の患者さんが呼吸停止ということでコール。これが一枚目の死亡診断書作成でした。
暫くしたら、今度は精神科病棟で歩行時の強いフラつきと構音障害、軽度の譫妄があるということで家で待機中の放射線科技師を呼び出してもらってCT,MRI,MRAを施行。新鮮な出血や梗塞巣はなかったのですが、ある動脈の一部に強い狭窄部位が存在しておりました。心電図上は異常なかったのですがとりあえずTIAとの診断をつけ投薬処置を施して経過観察開始。(翌朝には症状は戻りましたが、継続的な病棟での観察開始。)
しばらくすると今度は別の病棟で呼吸停止のコール。
以前から寝たきりの心不全を持たれた患者さんだったのですが、あまりにもベースの状態が悪い期間が長く続き、循環器のドクターからも今度アタックがあったら・・・と言われていた方でしたが、生前の御本人と家族の御希望で気管挿管等の蘇生措置はしない約束でした。
内科的な注射等の処置に全く反応せず御高齢の方がお亡くなりになられたのを確認し二枚目の死亡診断書を作成。
夜中になって今度は下顎呼吸が始まった高齢女性のレスキュー。こちらは御家族の意志で全員が集まるまでなんとか暫く生かしておいてくれという御要望に従って気管挿管し、人工呼吸器に繋ぎました。
それが終わってやっと寝ようかな〜と言うときになって別の病棟から呼び出しがありこれに対応。寝るタイミングを本格的に逸してしまいました。
朝になって”ねむーーーー”となって、車を運転し家に帰る途中で今度は病院からコール。
”まさか”と思ったら、ターミナルの患者さんの呼吸状態が怪しくなってきたということでリクエストが有り「わかった、戻るわ」と今来た道をリターン。内心では「今日の当直医アノ人か・・・じゃあアンマリ呼びたくないんかな〜」等と考えつつ、看取りを行い三枚目の死亡診断書作成。
フラフラになりながら真の家路についたのでした。
こんな感じじゃ四枚目の死亡診断書は自分用になりそうだったので、家に帰ったら飯食って四時間スコーーーンと眠って力を回復いたしました。
50過ぎると金は要らん、時間のほうが大事!となりますね。友人の多くももう当直は嫌だっていうのがお多いです。
今でも最前線で頑張ってる小児科の友達とかホント心のそこから神かよ!って思います。
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