教育とは恐ろしいものです。入院してる80近い爺さんがどうしてもある種の発言を止めません。
それは国籍に対する差別発言です。
今の時代、病院には出生地が日本でない人、国籍が日本人でない人、いわゆる元外国人も含めて様々な国籍の人が働いているのがごく普通の時代。周りの何気ない人、看護師やヘルパーさんが日本人でないというのは比較的当たり前。
アメリカに居た己の経験と比べると、先進国なのに外国人もしくは多国籍かつ多人種が居ないこと自体が実に驚異的に珍しいというのが実際のところではないかと本当は思ってます。
取り敢えず”名目上は”ほぼ日本人だけで構成されるという社会構造ですよね。名目上はとわざわざいうのは、日本において在日韓国人という存在があるからです。
この人達は比較的社会の中で己の存在を隠している人が”マダマダ”多い。
患者さんである爺さんが差別しているのは実は日本に還ってきた残留日本人孤児の娘さんに当たる方。しかし、この爺さん執拗にこの女性に対し「中国人は・・・」とか「知っとる?中国人てのは昔チャンコロ呼ばれとったんやで」とか言ってきます。
この看護師さんは温厚な方で、そういったことには「スミマセン、でも私はそういうことは良くわからないので・・・」等とやんわりと無視してきていたとの事です。勿論、誠実にその患者さんに対するケアもされていましたが、師長さん経由でその話が伝わってきましたので、看護師さん本人に話を伺いその話が本当か確認したところ、間違いなくそうだということが判明しました。
これ自体は病棟及びこの爺さんたる患者さん自身の主治医としてありとあらゆる意味で承服出来ることではありません。 という訳で私は直ちにアクションを取りました。
(この件は明日も続く。)
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