2016年8月14日日曜日

ガイジンさんへの外来診療

最近、外来に当然の如く日本語を話せないガイジンさんが来るようになりました。

スリランカ人の中年男性でしたが、通訳として日本語と英語が”それなり”に出来る男性がついてきましたが、英語も完全ではなく、日本語もそこそこでしたので、どうしても意思の疎通という面でもどかしいところがありましたが、その通訳の男性に帯同してきていた若い女性(奥さん)が英語が完全に理解できる方でしたので助かりました。

しかし、最近考えるんですけど、国際化が進んでいく中では英語は勿論のこと、少なくともスペイン語や中国語等は常に話す人が病院に常駐していないというのはやっていけん時代になってくるだろうなとちょっと考えます。

無論、アメリカのように電話回線を通じて50カ国以上の言語を相互通訳できるようなサービスを提供できる大きな病院のようなところは別としても、例えば日本においては実需が強いと考えられる英語+中国語、韓国語、ロシア語、ポルトガル語、タガログ語等は今後は何らかのサービスを準備することは強く要請されるのかもしれません。

幸い、私の勤めている病院には中国語も、韓国語も、タガログ語もネイティブの看護師さんがいますので、マア良いのでしょうが、英語の苦手な人が多いロシア人が来たらちょっと対応は難しいですね〜。ここにポルトガル語を書いたのはトヨタとその関連工場がある関係で、場所によってはポルトガル語がメジャーなアパート群やエリアもあるからでした。

このブラジリアンやブラジルから来ている日系人の中には、見かけはそのまんま日本人なんですが、中身は全くブラジリアンでラテン系のノリの人達がおりますので、国際化というのはこういう形でも進んでいるんだなというのは名古屋に来るとヒシヒシ感じます。

地下鉄に乗っても何となく見かけの波長がごくちょっとだけ違う台湾人や中国人とサイド・バイ・サイドになるなんていうことは名古屋でも日常です。まあ、東京ではそういうのはもうず~~~っと前から普通なんでしょうが、20年前の名古屋ではそこまでこういうことは普遍的でなかったような気がしますので、時代が変わってるんだなということでしょうかね。

さあ、今度は何語を話す方が来るのでしょうか・・・。

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