精神科のある病棟の納涼会に行って参りました。
私がこの病院に内科医として赴任し、イントロでは純粋に内科オンリーで患者を診ておりました。慣れてきて一年ほど経ったところで初めて持たされた”精神科に入院しつつも内科的疾患を抱えている患者さん”の診察を任されたのがこの病棟でした。
ここでの見聞は私の”精神疾患”に対する様々な知見を深めるのに大変に役に立っているのですが、実際の所は内科のみならず、精神疾患も重なっている患者さん達を診察する時にはかなり難しい判断を迫られることがあります。
精神科の看護師さん達というのは実は結構内科の看護師さんたちとはいろいろ異なるんですね。世間一般の方々がどういうイメージを持たれているかは知らないのですが、男性病棟には男性看護師が、女性病棟には女性の看護師が多く居るというのが私の勤めている病院の標準です。
もちろん看護師さん達も男女は混ざって入るのですが、時に粗暴な患者さんが居ると大柄の男性看護師でないと物理的に危険なことがあるんですね。また、男性患者さんの中には女性看護師を最初から上から目線で見下している人が居て、男性看護師には見せないいろいろな危険な行為、性的な行為を見せようとする人もおりますのでなかなか一筋縄ではいかないのです。
また、閉鎖病棟や開放病棟という種別がありますが、閉鎖病棟では”絶対に”働きたくないという看護師さんがいるのも確かです。よく聞いてみるとやはり閉鎖された空間で一日中仕事ということに精神的に耐えられない人も居るようです。自分が収容されているのではないにしても結果としては鍵が有るか無いかというだけの差ですので、そういう人が居ても全く不思議ではないのですけどね。
今回は良く見知った男女の看護師さん、理学療法士、先生達とたのしく魚を食べながら酒をかなり飲んで大いに盛り上がりました。かなり飲んでしまったのですがタクシーを拾って家の近くの駅でわざと降ろしてもらい、残りの道を家までテクテク歩いて戻りそのまま気づいたら3時半まで床に寝ておりましたとさ・・・。
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