2018年2月16日金曜日

C型肝炎ウイルス陽性者の治療

入院している若いC型肝炎ウイルスの患者さんの内服薬による治療が始まりました。

インターフェロンとリバビリンの組み合わせであれば、我々内科医でも投与できるのですが、数種類から選ばれるこの新型の経口薬群は本当に患者さんにとっては夢のような、奇跡のような薬で二ヶ月もしくは三ヶ月の経口薬投与が行われるだけでほぼ100%の数値でセロ・コンバージョン(血液中にC型肝炎ウイルスが検知されない状況になる状態)が起こります。

朝、昼、夕と一日3粒の薬を飲むだけでたった二ヶ月で終了します。

ただし、これには国家や自治体にとって大きな経済的な負担が伴います。保険の種類によってどこがそれを負担するのかは変わってくるのですが、一粒の薬価が24,000円!それが一日に3粒ですから72,000円です。
一週間で50万4000円。一月で201万6000円。それが二月で403万2000円。orz

さて、この金額、ハッキリ言って非常に大きいですよね。誰が見ても。しかし、肝炎や肝癌になる可能性を劇的に下げてくれることを考えると、実は将来的に国家や自治体が負担する事になる多額の負担金を減らすことになるという計算もあります。

ですから、国にとってこの肝炎ウイルス退治をしてくれる薬の値段が安くなってくれればそれに勝ることはないわけでして、最近話題の幾つかの高価な抗がん剤等の薬価の強制削減なども起きましたが、今後も間違いなくこう言った高額な薬価の削減が”繰り返し、繰り返し”起こることでしょう。

恐ろしいほどの開発費がかかるこれらの薬達ですので、製薬会社もこれに対して「開発費の回収と利益獲得」が出来ないと言って大きな問題になっています。とはいえ、会社はたとえ自転車操業であっても、次のヒットを探し続けなければならないんですけどね。

これから一体この手の高額薬の運命はどうなっていくんでしょうか。

2018年2月15日木曜日

実はバタバタ潰れている・・・

地域連携医療、在宅医療・・・名前はいろいろと付けられていますが、実は組織としてはバタバタ潰れているんです。

ファンドを使ってその陣容を拡大していく法人格を持ったところはどこにでも沢山あるんですが、実はこのファンドを使うお手軽拡張が曲者でして、、、使った金のうち6%を返還していくというような隠し玉が仕込まれております。w
医療機関としてこれに対応できないのが実は”普通”のことなんですよね。

こんなファンドを使った挙句に起きる次のインシデントは当然”破産”です。

こうやって今、日本のあちこちで医療機関が潰れては債権のカタとして吸い取られているのです。それはもうバタバタと言ってい良いレベル。国が進める(勧める)在宅医療に乗っかって一儲け、とはいかないまでも何とか波に乗って行こうと思っていた人達は結構痛い目にあっているのです。

こうやって乗っ取られた病院は”表面上は”何事もなかったように経営が続けられていることが多いのです。無論、そんなことを周りに感づかれては病院の評判に傷がつきますので、ファンド側もそこはしっかり隠します。人も入れ替わることなく、経営母体のみが”ひっそりと”実権を握るわけです。

今後は皆さんの周りでも実はそんなことがやってくることでしょう。

かくいう私の住むエリアの近傍にある”或る有名病院”も、実は既にあるファンドの軍門に下っているのですが、これを知っているのはある種の医療法人の集会に出席している人達のみ。勿論、自分達の業界の危うさを外に喧伝する必要もありませんので、拡がることはないのですが。

医療業界はいろいろなところでひっそり、しかし確実にその姿を変えていっています。

2018年2月14日水曜日

バレンタインデー

日本に帰って四回目のバレンタインデーでした。

各病棟や知り合いの方々から三々五々頂く感じでした。
六花亭、ゴンチャロフ、モロゾフ・・・後は名も無き会社のスイーツ等々ですが、基本は義理チョコですのでハッキリ言うとあんまり嬉しくないんですけどね〜。理由は簡単で、貰えばもらうほど”お返し”のことを気がけないといけないからです。

しかも、結局はこのチョコレートの一群は息子と嫁さんの胃袋に入って代謝されるわけですので、私には特に何のメリットも無いといいますか、ホワイトデーのお返しの事を考えると逆に”うーむ”という感じです。しかし、こういう点における無精さがいつも嫁さんからたしなめられる対象なんですよね、いつも。

いつも看護師さん達の数を考えてお返しをすると”常に”箱がデカくなりますので、持っていくだけでも大変なんです。しかも、その数が増えるとそれを運ぶだけでゲンナリするような事態に。

ドクターの中にはそういったこともあるからでしょうか端からお返し自体をガン無視している方々が大勢居ます。w
私もそうしたいのですが、そういった点に関しては極々小心者でして、義理には義理+αくらいでお返ししてしまいます。まあ、年に一度の諦め行事という感じで”こなして”おりますが、どうにかならんもんですかね?

どっかのチョコの会社が「義理チョコ止めませんか?」とかなんとかいうキャンペーンを行なったというのをチラッと見た気がするんですが(調べてみたらゴディバですね)、私も大賛成です。

昔、小学生や中学生の頃は2月14日は何かクラスがソワソワして、男女が教室の中で別れていた感じがしたんですが、他の人達もおんなじ感じだったんでしょうかね?

2018年2月13日火曜日

インフルエンザ後日譚

先日ここに書いたお話「あんたアホか?」にその後の話ができました。

実は、先日の阿呆なオッサン自身のインフルエンザ発症者訪問で本人が熱を出してインフルエンザがポジティブになった話は上に書きました。
ところが、その翌日、今度はそのオッサンが居た四人部屋の足下側に居たお爺さんが熱発。チェックをしたところその翌日にはインフルエンザA型との判定結果。orz

その後、、、私が大阪に法事で行っている間に当直の副委員長先生が対応してくれたから良かったのですが、なんとトータル6人まで増えてしまいました!(その翌日プラス1のトータル7人で収束してくれたようですが・・・。)平均年齢が比較的若い人達の病棟でしたので、まだ感染しても死者が出るような状態までにはならず何とか収まってくれていますが、本当に”たった一人”指示に従わなかったオッサンが居ただけでこんなに大変な事になってしまいました。

3日経って、最初のオジサンの治り際に訪れてA型を拡げてくれたオジサンに再度今回の件に関してどう思うか聞いたところ「どうも俺が拡めたみたいになってるようだけど、俺だけじゃないと思うんよね。」とな。

反省や謝罪の能力は全く無さそうで何よりでした。ヽ(`Д´)ノ

いま、その患者さんには退院していただけるよう淡々と事務手続きを進めております。

2018年2月12日月曜日

キレイな顔・魅力的な顔

テレビに天海祐希が出ていました。

もともと妹の影響で宝塚が好きになったうちの嫁さんですが、1990年前後の宝塚歌劇に結構親子で夢中になっていました。そういえば、この前なくなった100歳ばあちゃんも当時の”薬専”を学生時代にズル休みして宝塚を見に行っていたといいます。w

というわけでその天海祐希が出てきたときに、嫁さんが私に一言「お父さん天海祐希どう思う?」と訊いてきましたので、正直に「な~んとも思わん。キレイな人やけどな〜。」と言ったところ、嘘か真か真偽の程は知りませんが、嫁さんが言うには「男の人にはあんまり人気がないんよね・・・。」との事。

そういった発言があったので、それに被せるように私のほうでコメントを追加。「キレイなんだけど、俺にとってはステルス性が高いというか・・・なんかレーダー・スコープの中に全く引っかかってこんのよね。w」と言いました。ついでに「俺が好きなのは、美人かどうかは別としてどっか”特徴のある顔”で、どこか一点でも目を引くパーツがあると、それに魅入られてしまう。」と説明すると「ふ~~~ん」といって話はそこで終わりました。

綺麗だけど、全く”自分にとっては”ピンとこない顔というのはあるものですが、これは本当に不思議ですよね。女性である嫁さんが言う”綺麗”というのと、男である私が”綺麗”というのは全く異なりますし、”心を惹かれる”という話になると、私の場合はおめめパッチリ系の人は完全に枠の外に飛んでいってしまいます。w

確かに誰が見ても可愛いと言われるんだろうな〜と言うような顔は私にもすぐ分かるんですが、心に”全く”響かないんですよね。これは心の問題ですので、生まれつきか育ちか、それとも両方かはわかりませんが私の中のプログラムがそうなっているからどうしようもないんですけどね。

私にとっての魅力的な顔、スタンダードな美醜を超えた何かが有るんだと思います。

2018年2月11日日曜日

大阪で法事・・・クソ坊主w

今日は大阪のおばさんの一周忌に行ってまいりました。

義理の親父さんの妹さんが亡くなってはや一年。大変気っ風の良い明るいおばさんでしたが、肺癌でアッと言う間になくなってしまいました。咳が止まらないのをそのままにしていたら見つかったときには既に単純胸部写真でもすぐ判るくらいに大きくなっていた腺癌だったそうです。

息子さん方お二人は大阪府立と京大の医学部を出てそれぞれ専門医になっておりますし、娘さんは既に三人の大きなお子さんもいるくらいで何の心配もない状態ですから、そういう意味では旅立っていく時にも大きな後顧の憂いは無いかとは推測されたのですが、それでもね・・・今時70代での死はやはり早死です。

九州、名古屋、広島と各地から集まった親戚のみの小さな集まりでしたが、初めて見る顔もあり大変楽しく賑やかな会となりました。

坊さんが到着して読経が始まります。いつもの如くなんやら訳の判らん文言を呟き続けていくのですが、その読経もチーンと鐘を叩いたところで終わりかと思いましたら、それを繰り返す繰り返す。ナンチャラカンチャラ、俗名云々、戒名云々ナンチャラカンチャラだけでも少なくとも三回は繰り返されたのは間違いなく、その他にもなんかよう判らんナンマイダブが延々と続いて45分という長さに及びました。

もう足も痺れて限界と言う感じで、亡くなったオバサンの供養どころではありません。w
周りの親戚達も同じように耐えていたのでしょうが、我慢できなくなった順に足を崩し始める始末で、ほとんど気分はマラソン大会。兎に角ここは精神力で頑張って何とか乗り切った暁には、新しい何かが地平線の向こうにでも見えてくるのではないかという気持で乗り切るしかないと覚悟を決めて前を見つめていましたが、既に脚には感覚など無く・・・。

仏壇でにこやかに笑っているおばちゃんの顔が何となく「どや、痺れてきたろ〜、イヒヒ。ヽ(´▽`)/」と笑っているのではないかと感じるように見えてきて、思わずこちらも苦笑です。

最後はこのクソ坊主はよ終わらんと頭ペチッと叩くど〜!と言うところまで来そうになりましたが、そこで45分。正座を緩めたときには下肢に電気がビリビリと走って久しぶりに呻きそうになりました。

この後はお墓参りに行かせてもらい、最後は全員でホテルに集まって親族全員で懐石を突付きながらオバサンの思い出話などをしながらワイガヤで二時間弱で散会となりました。やっぱりオバサンが親戚の繋がりをもう一度強めてくれた感じで大変良い集いでしたね。

皆さんにサヨナラをした後は、長崎からやってきた義理の母を連れて嫁と長男とともに四人で京都へ。嫁さんと義母の再会は7ヶ月振りでしたから、後部座席で話に花が咲いておりました。

京都では京都駅の伊勢丹に行って、滋賀出身で京都で働いている親戚の女の子と落ち合い蕎麦でまず夕食を取り、河岸を変えて甘味どころでぜんざいや抹茶パフェを頬張ってガッツリ腹一杯になりました。女の子には我々から久しぶりの再会ということでお小遣いをあげたあと地下街で別れました。6時過ぎには京都を発ち淡々と新名神高速で何事もなく名古屋へ到着しました。

それにしても大阪って名古屋からは直ぐそこだな〜って改めて思った一日でした。

2018年2月10日土曜日

財布の寿命

嫁さんが財布を買い替えました。

NYの五番街で無理して買ったPRADAの財布でしたが、既に購入して15年程使ったもの。
一般的に物持ちのいい嫁さんだとは思いますが、流石にそれだけの時間が経つと財布にも”疲れ”が出て来るのは当然で、私自身も「もういい加減変えれば〜?」とは言っていたのですが、あちこち探し回っては結局”コレ!”と言えるものがなくて今までズルズルと来ていました。

今回、私と外出して髙島屋に行った時にPaul Smithにふと立ち寄った時になかなか良いデザインの財布があった為、何度も何度もガラスケースの中の色々なテイストの財布を眺めては「あれはここが良いけど、これはこっちが良いし甲乙つけ難いな~」という感じの発言を何度もしては悩みまくっておりました。

私は最初からコードバンのカチッとした財布を薦めていたのですが、やはり男性と女性では”良い”と思うポイントが違うようで、(というより個人の好みの差でしょうかね)私の推薦した財布は結局のところ落選し、エッジに各種の色が差してある長財布を手にとって最終的な決断をしました。

店の若い男性の我慢強さに驚くとともに、ただただ感謝というしかありませんでした。若いのにしっかり教育されている男性店員さんならではのスマイルで気持ちよくお客さんにお金を使わせているのでしょう。(とは言え、今回は商品券があったために気兼ね無く買えたというのが本当のところなのですが。w)

一方、私の財布の寿命はというと、既に尽きているのかもしれません。
内科外来の看護師さんに「先生この財布ナニ?コレは無いわ〜」等と言い切られてしまったんですけど、私自身はこのFOSSILの革財布気に入ってるんですが・・・。
彼女たちが言うには「お金あるんだからもう少しいい財布持たんとね〜」と言うのがその主張の根本らしいです。だったら今のままで良いですね。相変わらず財布の中に入れるお金無いんで。w

2018年2月9日金曜日

在宅医療の質の問題

数字を合わせるだけでは何も解決しない問題は世の中ゴマンとあります。

今流行の在宅医療も典型的なその手の問題の一つだと私は思っています。
厚生労働省の右往左往、朝令暮改の施策変更で現場の医療機関は本当に大概いい迷惑を被っております。

実際に在宅という状態で看護がされ、行政のサポートが入っている家庭であっても、実際には多くの家庭では少なくとも一人の患者さん、もしくは介護を受ける人の人生のみならず、それをサポートする家族の誰かもう一人の人生が大きな制約を受けているのが実情です。

中には本当に24時間と言っていいほどのレベルで献身的に人生全てを介護の対象にかける家族もいるのです。それが長い場合には十年以上続くのですから、その人の人生は本当に何のためにあるのかわからなくなるような自体にある人もたくさん居るのです。

仕事をやめても家族をサポートできるような人は稀な人で、実際は仕事をしながら経済的に困窮しつつもギリギリで老いた両親や障害を得た家族を支え続ける生活を続ける人々。厚生労働省はそんな人たちの事をどれほど現実の世界の出来事として捉えているのでしょうか?

施設に入ることが出来ず、たとえ入所できても、入った施設からは疎まれるようなタイプの認知機能障害を持つために辛い目に遭う人達。厚生労働省が統計上の数を合わせるための施策を繰り返すうちは、日本中で大小の語られない悲劇が繰り返されては、それらの事実が記憶される事もなく消え去っていくことでしょう。

21世紀の現在でも、いろいろな社会的保護や補助が必要な人達は最初のステップをどう踏み出していいかも知らず、介護の出来ない自分の目の前にひろがる荒涼たる近未来の非日常の前で呆然と立ち尽くす人達をこそ助けなければならないと考えますが、厚労省の隠されたしかし明確な声はただ一つ。
カネがかかるから家で死んで下さい
というものです。

我々はレミングスの様に厚労省の思い通りの方向に誘導されるのでしょうか・・・。

2018年2月8日木曜日

あんたアホか?

今日は帰りしなにちょっと’怒り’を患者さんに向けてしまいました。

四日ほど前にある患者さんがA型のインフルエンザになったんですね。それで初日にラピアクタと言う薬を患者さんに使用するとともに、数日間は麻黄湯と言う漢方も服用してもらって、個室管理状態である程度不自由であることを我慢して頂いて経過観察を行なっておりました。

幸いにして熱はサッと引いてくれて、特に解熱剤を使用せずとも問題なく症状は落ち着きまして、後2日でもとの大部屋に戻っていただけるということになっていたのですが、残念なことに本日またインフルエンザA型が出てしまいました。

私の病院の感染症コントロール委員会の規定では、職員はインフルエンザのワクチン接種は毎シーズンMUSTで、季節の始まる前の早い段階で接種を終了して感染と発症に備えているんですが、もし病棟で患者さんが二人以上インフルエンザが発症したときには病院持ちでイナビルという吸入薬を服用してそれ以上の発症を防ぐ方向で動く規定になっています。

実際、病院にはコメディカルを含めヘルパーや看護師は総勢で500人ほどおりますが、看護師で発症したのはこの数年の積算でも数名という一桁台の数で、”多分”いろいろな予防のためのアクション(手洗いやうがいの励行、マスクの完全着用等も含めた総合的な対策)が効果を出していると思われます。

今回は残念ながらこう言った”患者さんの発生”によって病棟全体が上記のようなActionを起こすことになったわけです。

ところが、、、五時直前になってある重大な事実が発覚しました。

何と、看護師さんの話からこの発症二人目の人は最初に発症隔離された患者さんの部屋に”お見舞い”と称して一時間ほど同じ部屋で昨日話し込んでいたというのです!(その話を私に隠していた看護師もちょっと怒りの対象なのですが・・・。)

私は その瞬間、そのオッサンのありえないような愚かな行動が許せず、ナースの云うことも聞かずにエレベーターに乗ってウロウロとしていたその二人目のオッサンに「Xさん、昨日入ってはいけないと言っていたAさんの部屋に入っていってお話したでしょう!」ときつい口調で言いました。

しどろもどろになって「いや、わからんかったもんなワシ」とかとぼけていたのですが、今後の行動次第では社会課と話し合って退院してもらってもらおうと思っています。

病院は病気を治療をするところであって、感染症を振りまいて他の重篤な肺疾患の患者さんなどが居る病棟でインフルエンザ・ウイルスを撒き散らすような行為は話になりません。高齢者の肺疾患患者がいる病棟ではそのようなアクションを起こすものは文字通り”死神”そのものですから。

2018年2月7日水曜日

レジェンド畏るべし

もうすぐ始まる平昌オリンピック。

この闘いに臨む選手達の中には物凄く若いハーフパイプの少年を始めとしてスピードスケート、フィギュア、カーリングのこれまたやはりメチャ若い選手達が続々と日本から彼の国に向かっています。

それでも私にとって最も気になる選手はレジェンドの呼び名を持つ葛西紀明選手です。
何と言っても驚くのはこれでオリンピックの出場が”8回目”になるという破格の出場回数でしょう。しかも、今でもワールドカップではここ数年の大会を含めて”優勝を含む表彰台”を経験しているという意味では今でもバリバリにトップレベルの選手であるという証。

八回というのはインターバルの四年X7で28年間もオリンピアンとして活動を続けているということ。28歳以下の選手達が実際のところ大多数だと思うんですが、その子達が生まれて平昌にくるまでの間ずっと選手だったというのは想像を超えて偉大としか言いようがありません。

オリンピックというのは本当に選手達にとって過酷な大会だと思います。どんなに強く早く上手い選手でもここ一発がオリンピックイヤーのその瞬間にコンディションがあっていなければ、栄冠や歴史とは無縁の忘れられた存在になってしまう非常さ。
そしてその非情さを我々は実際に何度も目撃していますしね・・・。人目をはばかること無く涙にかきくれて消えていく選手、呆然として天を仰ぐ選手。

日本の選手達がどのような活躍を見せてくれるか全くわかりませんが、願わくば努力に見合った結果が各自にもたらされることを祈るばかりです。とは言え、どの国の選手も当然のごとく最高の努力をした上で乗り込んでくるわけですから本当は”どの国の選手も”その結果を残していくわけなんですけどね。

45歳の葛西選手にはオッサン代表として是非頑張って欲しいものです!