今日は物凄い忙しさの当直でした。
「或る事」があって、私だけではなく病院の最終責任者である理事長が出てきました。彼はもちろん医師で、親の代から何十年にもわたって病院を経営してきた方です。
今日のそのincidentは数年に一回有るかないかの重大な出来事だったのですが、その時点での彼の対応は本当に素早いものでした。
いつもは飄々として何事にも淡々と対応しているだけに見える小柄な先生だったのですが、その時点での彼の対応は本当に驚くほど堂々たるものでした。
沢山の警察官やその他の関係者達がいる中で私のような雑兵は淡々と業務をこなすだけでしたが、深刻な状況で事態の”矢面”に立つ理事長には頭が下がる思いでした。
常々「いざという時は、私の医師免許は返上する覚悟ができています」といっていたのが本当だというのは今日事実だとわかりました。
実はその反対に日頃は偉そうなことを言っていたのに、今日のような日には「全く」見下げ果てた行動を見せた男も居りました。
人物の中身は外面だけでは全くわからないものです。
本当の危機が発生した時に「責任を持って」動ける人物。それを峻別するフィルターは体のサイズや日頃の言動では無いことがわかった貴重な一日でした。
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