2017年11月10日金曜日

面倒くさい書類の季節

日本では、外が寒い時期になってくると毎年”私の嫌いな書類”を準備する季節がやって参ります。

その書類は「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」です。
私はこの手の準備・申請書面を書くのが”大大大嫌い”でして、基本的には何時も誰かの書式の真似や丸投げをしてお願いをするのが通例となっておりました。

しかし、今年からは必要な書類の検索などはするものの、書き込みに関しては家で嫁さんが空いた時間に積極的に行なってくれるので大変助かっております。

サイエンスの論文の準備と違って、税務関係者によって準備された租税の体系と言うものは本当に歪みまくって矛盾が積み重なって居る上に、理屈もボロボロで、もし税務署の人間に「何故この徴税のこの部分はこういうふうになってるのか?」と尋ねれば多分”本質的に理屈通りの説明”は全く出来ないものと私は想像します。だって、税金って集めるための理屈がそれこそギトギトにヒューマン・ファクターそのものですから・・・。

しかも、徴税の理屈なんて言うのはほぼ全面的に為政者側の都合のみによって成り立つもので、税金を支払う側の人間の「私の税金はこうやってここに使って欲しい」などという要望は普通1ミリも通りません。ただし、きつすぎる徴税は政府崩壊と社会の衰退を招きますので、慎重なコントロールを”常に”求められるわけです。

税金の使い道を考える役所の脳みその中は「どうやれば効率よく毟り取れるか?」ということで頭が一杯で、そもそもそういう様に設置されているのが税務署ですから無理もありませんが!
この毟り取り方には”公平に”と言う行為の難しさが入っているわけですが、そこの難しさはまた格別。とても人間が純粋な思考の産物を社会に当てはめられるとは思えません。w(だから不公平感というものが残ろうのは当然なのでしょうが。)

しかも、実際は本来それと同様に大切なはずの「徴税後の使途」という仕事が彼らには割り振られておりませんし、そこを考えるのはこれまた国会の無能ヒマ人軍団と省益代表者の権化たる能吏の皆様なので、納税者としては基本的にその手の人達に関わって勝てるはずもないのです。

国会の無能軍団は選挙でなんとか配り方を考えられますが、それも実際には省益との鬩ぎ合い、利益誘導や優先順位をめぐる色々なしがらみが大きすぎて、実際には自分達の頭脳を使って考えたところでそれがワークする訳でもありませんし。

それにしても我々庶民にとっては”税金と死”だけは確実に公平にやってきますな。orz

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