アメリカの運命を決めるサイコロの目が出てから2日が経ちました。
これからの”見もの”は選挙中にオッサンが言っていた事とこれから始まる他の世界との交流における実務交渉での整合性をどうとっていくかということでしょう。実際の所、選挙に勝つためにはなんだって言うオッサンであることは今回のキャンペーンで嫌というほどわかったわけですから、大統領として執務をとり始めた後の蜜月期間終了後に何が始まるか厳しく問われることでしょう。
この人の場合は最初から蜜月期間ゼロの可能性が高いのですが、結局のところ周りに引き寄せたブレイン次第でいろいろなことが大きく変わるというのが実際の政権運営という話の現実的な落とし所ではないかと思います。
オバマにしろトランプにしろこの二人の勝者が決まるまでの10年もの間、本当にアメリカという国は毎度毎度の二極化がお互い混じり合わない水と油のように続いてきました。理想論だけでは二進も三進も行かないということがオバマで示され、共和党のエスタブリッシュメントとの間で拭い難い溝を作ってしまったわけですが、今度はエスタブリッシュメントを信じない連中から支持されたトランプというエスタブリッシュメントを輩出するU-Penn卒業の男を頭に据えてアメリカを前進させようとしているのですから、poor whiteの連中の頭の中のネジはそもそも付いていないのかと・・・。
大衆の不満を根こそぎ吸い上げ、失業は外国人(ユダヤ人)によるものだと煽り立てて国を誤った方向に導かせた男がほんの少し前にヨーロッパにいましたが、そういう方向にはピクリとも動かないであろうアメリカの最後の良心の存在を信じたいものです。
アジア・インド系やアフリカ系、ヒスパニックのみならず、今後は確実にアメリカにおいてマジョリティになっていく(実はアフリカン・アメリカンは今後はパーセンテージが下がると予想されていますが)人達が見た最後の共和党(に所属するが相手にされない)右派政権になるのでしょうか。
今後は更に確実にマイノリティになっていく歴史的に長きに亘って(先祖代々)浮かび上がることが見る最後の光がこの男だとすると、なんだか哀れな気もします。それとも意外に上手くいろいろとこなしていくのか?
この不動産屋が商売上手であることを祈りたいのは娘をアメリカに預けているのだけが理由ではありません。w
2 件のコメント:
当選したら、それまでとちょっと雰囲気変わったみたいですよね、トランプさん。
歩み寄りの姿勢というか、聞く耳を持ったというか。
政治家としては初心者なので、まわりの共和党の人たちのアドバイスを聞いて動いている感じがします。
これって一時的なものなんでしょうかね~?
多少なりともクリントンさんより支持が多くて(票数では負けた?)当選したのですから
アメリカ全体を見て、うまく国を運営してくれるといいですね。
日本にもお手柔らかに・・・と願いたいです。
シロウトさんのアメリカ運営というのは本当に恐ろしいことだと思います。
ニカラグアの大統領になるわけではありません。世界に最も影響力のある国の大統領が”こんなやつ”というのが情けなくもあり、恐ろしくもあります。
果たして四年を全うできるのかかなり疑わしいと思っているのですが、マイノリティーに対するアタックは必ずJewish communityも含まれますので、虎の尾を踏むとこのオッサンもJewishの底力を嫌というほど思い知らされる事になるでしょう。
日本はこの際、このオジサンの暴言を上手く使って防衛力強化などに勤しむのが素敵な考え方だおと持っております。w
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