いろいろなソースからトランプ関連の話が流れていますが、どれも気が滅入るようなことばかりですね。
まず、このおじさんの話の大元になっているデータとそのデータに対するトランプの解釈が本当に相当”デタラメ”で、本当にビジネスマンとしての能力は大きく疑問だなと今でも思います。既に四回も破産を経験しているこのオジサンですが、カムバックするファイティング・スピリットだけには敬意を表すものの、運営能力自体には大きな疑問符がついたままです。
少なくとも今までの選挙戦のときのような大衆受けするいい加減な言辞のみでは現実の国際政治、国内政治に対応できないのは明白なのですが、そこを戦い抜く柱になるその人が持つ”ポリシー”というものがこの人には何だか見つからないような気がします。
このオジサンのキャラを測る何らかの情報が有るとすれば、今の段階で報じられているキーワードは利益優先、ネポティズム、白人優先、排外的、ゼノフォビア、煽動者、攻撃に弱い、派手好き、成金趣味などでしょうか。w
何だか上のどれを取っても大統領と呼ばれる人の資質としてはマズイんでないの?と言う感じがするんですが如何でしょうか。利益優先はそれが国益のためならば大いに結構なのですが、実際は国家間のバランスのもとにいろいろと損得勘定をしていかなければならない世界。利益優先と言っても家族、親族だけに目先を配っていれば良かった今までとはぜんぜん違う広さでものごとを俯瞰していかなければならないのですが、大丈夫なんでしょうか。
この点に関してはあのミニ・ブッシュも優秀な(腹黒いw)スタッフに周りを囲まれることによってあのレベルの個人の能力でもそれなりに恙無い政権運営が可能でしたので、そこに期待したいのですが、前回のブッシュの時にはアホなりに基本的に悪意に基づいた政権運営ではありませんでした。しかし、今度の大統領の今までの一連の発言は憂慮すべきものが多すぎてほんとうに心配です。
主(あるじ)の根っこにあるものが”下衆”だと政権スタッフの選択その他も含めて非常に怪しい人物がその人の周りに集まりそうでいろいろな意味で心配です。ゼノフォビアに燃料を投入してしまったこのオジサンのもとで、アメリカの今後がどう変わるのか十分観察するとともに、娘達が移民として変な差別のもとで生活をしなくて良いように願うばかりです。
2 件のコメント:
smallGさんがアメリカに住んでいて
移民への冷たい仕打ちや差別に遭ったことはありますか?
オバマ政権下で白人警官による黒人差別(死亡例含む)が
日本でも何度も報道されていました。
アジアン蔑視のニュースなども見ます。
(スタバでカップにつり目の絵が描いてあった・・・など。)
だから大統領が誰になろうと、アメリカ人(白人)には
それ以外への差別があるんだと思っているのですが
トランプが大統領になることで差別がもっと増えるかも、ということ?
トランプ一人でそんなに影響力あるんでしょうか?
(他の政策でも共和党議員はトランプ暴走を指をくわえて見てるだけ?)
基本は単純だと思います。
愚かで低レベルの教育しか受けていない層も含め、ホワイト・アメリカの幻想にしがみつきたい”負け組”の皆さんはゼノフォビアを全面に出してこの四年間のお祭りを楽しみたいのです。俺達の大将がああ言ってるんだから俺たちにもこれくらいは言わせろってことですね。
娘達のように、アメリカの平均と比べれば比較的きれいに差別とは隔離されてきたエリアと学校で教育を受けてきた人間でさえ、母親には「お母さんは英語がわからんから感じんかもしれんけど、酷いこと言う人達はたくさん居るよ」と言います。況やDQNの皆様をやということでしょう。
おまけにそれに相乗りしてくる教育をうけている白人層もおりますし・・・。
人種差別的な動き、宗教的な対立はこれから数年はこの馬鹿大統領のもとで盛り上がり、更には反動でボコボコにやり返される反省の数年を迎えることと思われます。w
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