2016年11月17日木曜日

お歳暮

ある記事に面白いことが書いてありました。

それはお歳暮に関する記事だったのですが、記事の主題は”何故お歳暮と言う習慣が衰退したのか”と言うものでした。興味を惹いたので中身を読んでみると基本的には”お歳暮の遣り取りをすることによる査定・評価”というものが効かなくなったということでした。

まさにナルホドですよ。単に金が無いとか、個々の繋がりが疎遠になったなどというのは簡単ですが、言われてみると最も正確な表現は”もの”などを送ることによる部下の査定や生徒等の査定などは、もとよりあってはならないことで、そのような時代の大きなうねりの中にお歳暮というシステム自体が”ワイロ”の匂いを漂わせてしまうほど周りの透明性が高まってきているのでしょう。

本来は歳末に物を持ちながら、お世話になった人達のご家庭を訪問するというようなものだったはずですが、一体何時の時代から始まったどの階級の習慣であったかは知りませんが、間違いなく”商習慣”として百貨店や企業が中心となって盛り上げたもののはず。しかし、昭和は遠くになりにけりです・・・。

改めて考えると既に昭和が終わって28年というびっくりの時間経過。明治は遠くなりにけりなどと言った人達の気持ちをまさに我々が味わっているわけです。そのうち平成生まれも同じ目に合うわけでして。w 全ては順繰りですな。

さてお歳暮ですが、我が家はと言うとこの遣り取りという時期において最も活動的と思われる時期全てをアメリカで過ごしておりましたので、こういった習慣に”関わる”事自体がありませんでした。来年からはアメリカから嫁さんも帰ってきますので、何らかの遣り取りはある程度開始されるかもしれないのですが、ごくごく限定的なものだと思われます。

うちの病院も住所録の回覧もないし、お互いの連絡は携帯かSNSですから時代と言えば時代なんでしょうかね。何れにしても、百貨店が昔のように持ち直すことは”決して”無いでしょう。

人気ブログランキングへ

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

夫の会社はもう何十年も「社員間の儀礼廃止」です。
お中元・お歳暮・年賀状など。
これに「披露宴へのご祝儀」は含まれてないんですよね~
まあ、冠婚葬祭でのやり取りまでは無くせないんでしょうけれど
昨年は部下に空前の結婚ブームが訪れて
1年間に13回も呼ばれて、我が家は結婚式貧乏となりました。笑

small G さんのコメント...

一年13回とか・・・。

これは冗談抜きでキツイですね。家系的には全く冗談になりませんよね。笑えないレベルです。

最近は年賀状も廃止されているんですね〜。確かに、年末は親しい友人だけでの遣り取りで仕事を忘れたいものです。
何だかこうやってお話を伺う限りでは日本もいろいろなところで、基本的なシステムが変わってきているんですね。