2015年6月30日火曜日

患者さんとリハビリ

何事にも相性というのはありますよね。

リハビリを行う患者さんにも実はこの相性問題というのが大きいのです。
その相性を占う相手はリハビリを行ってくれる担当の先生。如何に高齢の患者さんでも、如何に認知症の問題があっても人は誰でも相性があります。理由は様々。特に理由はなくとも二人の人間が出会う限りは、好きな人、何故か惹かれる人、マッチする性格等ありとあらゆるものが二人の間の距離を規定していきます。

患者さんとリハビリを主導する先生の間には脇で観察していても間違いなくこういったマッチングのレベルとリハビリの進み具合の相関があります。

好きな先生に認めてもらおうと誰にも急かされないのに本当にまじめに頑張って結果を出してくる患者さんも居れば、どんなに重要性を強調し説明しても、何故かその先生のもとでは頑張りきれない患者さんも居ます。
だからといってそのP.T.の先生が仕事が出来ない先生かというと、とても単純にそんなことは言えません。

やはり、この点において大きな要素はマッチング。
患者さんが「惚れてくれた」という言い方が正しいのでしょうが、そうやって患者さんに惚れてもらえた先生はリハビリの仕事があらゆる意味でしやすくなるようです。何と言ってもリハで最も難しいのではないかと思える「動機付け」が真っ先に成立してくれるのは素晴らしいことですから。

先日も今まで全くリハに乗り気でなかった70代の女性が、二十代のイケメン男性ドクターがリハのためについた途端、もう本当に周りから見ても「あからさま」というくら位にノリノリでリハビリを始めるのをみていると、本当に主治医としてその患者さんを診ているこちらが"OMG"とニヤリとしてしまいます。w

この傾向は男性患者でも同じ・・・。
お爺さんから見ると孫でしょ〜!というような先生が担当になった途端、もう何だか毎日がバラ色で、「次のリハビリが待ちきれない」とあからさまに私に言ってくる人もおります。

無論こういった相性は男性と女性との間だけに限ったことで無いのは論を俟ちませんが、リハビリにおける「最高の効果」を上げるのは男女間でのマッチングがベストで有った場合であるような気がしてなりません。

推測でしか有りませんが、こういった事柄というのは既に研究の対象として確立された大きなエリアの一つなんでしょうね。
今度リハの先生に聞いてみようかな。

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