2015年6月25日木曜日

看護師に向かない人

一部の看護師と話をしていてちょっと熱くなったことがありました。

患者さんが沢山入院してくれば当然、中には通常期待されるであろう常識が通じない患者さんや御家族がいるものです。
そういった事は病院としては「当たり前に予想されること」つまりは想定内の事として多くの事例を受け容れて処理していかなければなりません。

ところが、こういった事柄に対して極端に対応能力の低い人がいるのが事実です。
こればかりはあまり看護学校での成績とは関係なさそうで、要するに勉強はできても世の中の現実には対応できないタイプの人と同じようなものなのかなと考えます。

実際に病棟で同じ患者に対応していても対応する看護師が違うと「まるっきり」患者さんから看護サイドへのクレーム発生状況も家族側からのクレーム発生の頻度も変わってしまうのです。
例えばある人が対応すると、患者さんに決まって何らかの問題が発生するのです。しかし、長い間見ているとそういった問題が発生するのは実はかなりの割合で特定の看護師に偏っていることが次第にわかってきます。
実は患者さんに問題があるのではなくて、そのようなクレームを報告してくる看護師側にこそ問題があるのではないかと。

そこで、そう言った問題を沢山報告してくる、もしくは患者さんとその家族からクレームが入ってくる看護師さんにどのような特徴が見られるのか改めて時間をかけて病棟の業務中に冷静に耳を傾けたり、観察したりしているといろいろと細かい差はあるものの「あらゆることに文句が多い・人の悪口が多い」という極めつけの共通点が有りました。
これって、結局は物事をうまく処理しきれない(処理能力の低さ)ことが内側に溜まって外に出てくるんでしょうね。

ある人にはスムーズに解決できることが、ある人には負担が重い。それが繰り返されると、その人には心理的にも肉体的にも疲労が溜まって文句が口から吹き出して・・・となるのかもしれませんね。これは善意の解釈に基づく推測ですけどね。w

こういった人の重要な問題点は患者や家族とのコミュニケーションの不味さのみならず、その不満をナースステーション内に持ち込んで周りにそれとなく拡散するということでしょうね。
その言い方一つで、患者さん自身やその家族が証人無しでその看護師の一方的な発言で悪いのは私では無く、相手!という「雰囲気」になること。それが積もっていくと、看護サイドは善でクレームを付ける方は悪という独善的な組織が形成される可能性があります。これは医療現場においては「恐ろしいこと」です。

まあ、こういった事例に対する処方に関してはまた、事例を挙げて書くこともあるかと思います。

理屈を超えた「まごころ」を持って病院の患者を看ることが出来ない人はそもそも看護職には向かないとおもいます。
対人関係の処理能力の低い人はやっぱり看護師には向いていないと感じる最近の私でした。

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