実家の親父からちょっと前に頼んでいた医療費控除に関するデータが送られてきました。
まあなんというか実に仕事が細かい。領収書や請求書をキチンと取っていて、ありとあらゆる書類を角っこをぴっちり合わせてクランプに留めて送って参りました。w
それを見て思った私の感想は「人間は変わらんもんや」ということですな。親父は昔から本でもなんでも角を揃えたり書類を日付順に束ねたりということが好きで、いや”好きで”っていう表現は間違いですね。実際はそうするように遺伝子レベルで組み込まれているんですね。見ているとそうすることに特別な理由はないですもん。
親父のそういった所は美的な意味で美しくアレンジしたりとか言うよな才能によるものではなくて、図書館の十進分類法の如き揃え方と申しますか”あいうえお”順に右から左へ、数字の小から大へと上から重ねてとか言う感じのコンピューターが得意とするような何も考えずに黙々とする系の仕事とでも言いますか。まあ、それも才能の一つかもしれませんが、これが母親とは正反対。
母親は親父の”このキャラ”が結構苦手みたいで、飾りを買ってきてさり気なく家を飾ったりするのが好きなのですが、それを親父は”雑然としている”と感じるようでして、全く反りが合いません。もう面白いくらいイロイロと反対なんですね〜。
親父は殆んど読書をしないけれど母ちゃんの方は何時でも読書をしてて、親父は掃除好きだけど母ちゃんはマア言ってみれば掃除は上手くない(下手!)ですし、几帳面とは程遠いですし。子供から見て閃きや思考の到達力という意味では母ちゃんのほうが(少なくとも若い時には)随分と上だったような気がするんですが、成し遂げる仕事のレベルでは明らかに想像力とは縁の無い親父のほうがイロイロと自分でこつこつ考えて粘り強くやれるし、というようによくもこれほどベクトルの異なるお二人が50年以上も一つ屋根の下で生きてるもんだと思います。
うちの嫁さんに言わせると我ら夫婦も大同小異であるようなことを申しまして”違うからこそ家庭の中身は二倍”みたいなお話をされますな。歌の好みやきれいと思うものも”これでもか”というほど全く違うし・・・。おんなじ趣味をシェアしている夫婦がいてイロイロとやっているみたいですが我が家は全く反対ですな。こうやって書いてみると我が家も実家の両親と同じやん?という感じですか。w
男は毎年一歳分しか成長しないが女は二歳分成長し男を超えていくとどこかで昔読んだような気がしますが、もしそうだとしたらもう嫁さんは私のことをどういう風に見ているんでしょうかね?
2 件のコメント:
以前、どういう流れでそういう話になったのか忘れましたが
smallGさんはお母様のことを「芸術的」な感じで部屋を整える、と
おっしゃっていたような・・・
家の中のことは主婦としてかかわる時間の長い奥様の好きなようにしたほうが
平和でしょうね~笑
しっかしですね、いろんなベクトルが同じじゃない夫婦って多いんでしょうか。
うちもそんな感じです。
お互い自分に無いものを求めたり新鮮に感じたりした結果の結婚ってことでしょうかね。
ですが、長年一緒にいると(熱愛が冷めると?笑)その違いが気になって
離婚理由の「価値観が合わない」になったりして 笑
互いに無いものを求めて結婚すると言う意味では男と女は究極の相補的な生き物だと思いますが、反りが合わないツガイでも衝突しつつ仲が良いというのを両親で観てきたので人生は理屈どおりにはいかんものと割り切っております。
おんなじ趣味でペアルック着て云々というのはチョイと苦手ですが、全く好みが違う二人が”努力しつつ”違いをもって添い遂げるのも大人らしくて良いではありませんか。w
”価値観が合わない”っていうのは、今の若者たちの言う”自分探し”と同じくらいなんだかな〜って思うことが多いです。
要するに飽きたんだろ!って言うのが本当のところじゃないかと・・・だったらその人達は次に飽きた時はまたそのコンビを解消するわけでしょうからバツが増える人は増えるんでしょうか?わかりませんが。
しかし、一度目でこりて学習した結果、脱皮した人がより良い相手を見つけてハッピーエンドというのもよくある話ですので男と女の間なんて言うのは千差万別。私のような恋に関する二等兵にはテンでわからぬ世界でございます。ハイ。
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