2017年2月15日水曜日

円高と円安

日本に住む多くの個人にとってはそれほど日常生活と関係の深いことではないかもしれません。

しかし、アメリカに送金を、しかも最終的にはかなり大きな額の送金を定期的に続けなければならない私のような立場の人間からすると、円高や円安はそれこそテレビやネットを見る時にはまっさきに気になるものです。こんな風に為替レートを気にするような生活をするようになるとは大学生の頃は露ぞ考えませんでしたが・・・。

FXなどでレバレッジを効かせながら”為替”が生死に関わるほどのデカイ取引をしているような人達はまた別格でしょうが、個人のレベルで切実に為替の影響を最小限に抑えたい私の様な人間は非商売人の人では少ないと思われます。
アメリカで給料をもらってアメリカで生活している人間にも余り関係ない話ですし、日本で生活している人間で海外旅行などをしない人間も特に関係ないでしょう。

無論、貿易という意味では為替をそれこそモニターに齧りつきながらリスクヘッジをしているであろう戦士の方々の大変さは想像を絶するモノだとは思うのですが、資源を輸入して物を輸出するという全ての工程を持つ我が国においては実は貿易の赤字黒字というのは表面の数字に現れるような簡単な収支計算ではないのではないのかなどと考えたりもするわけです。(経済のシロウトで深くは考えられないのですが。)

まあ、トヨタなどはアメリカが作り出す関税障壁に立ち向かうべく、更に強力な防衛策を取って”十年”とか言う長めのスパンで見れば結局は企業体質を更に強くしてアメリカでしぶとく車を売り続けるのでしょうから、数年間凹んでも多分戻ってくることでしょう。

トランプみたいな人間の登場は多くの経済アナリストが今後は円安にと言っていますが、(ちょっと前はごく一部を除いて円高へ!と叫んでいましたが。w)こればっかりは規定要因が多種多様すぎて、殆ど下駄を蹴り上げてオモテウラを予想するレベルの精度と考えておいて間違いないでしょう。

経済アナリストというのは基本的に言ったもん勝ちかつ、結果論のみの世界で殆ど全ての予測は過去の経験則などに縛られた思い込みの産物以外の何物でもないと思っています。この人たちの数理経済モデルも現実世界への応用ではオイオイ!なんて言う結果を産んでばかりで・・・。

兎にも角にも、わたしにとって”送金が楽”であれば全て良しということでお願い致します。w

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