私自身はディーゼル車を運転していますからEVからは遠い所に居るんですけど、私が日本に帰って来てからの日本は全くごく普通にハイブリッドだらけの世界になっています。寧ろハイブリッドでない車を普通車サイズの車で見つけるのが難しいレベルですよね。
さて、最近更にEVがぼこぼこ出てきていますが実際の話ヨーロッパでは改めて現実解としてのハイブリッド車が大量に売れているという話を聞きます。寒さに強い、電欠の心配がない、バッテリーが劣化した時の超高額の交換代を出さなくて良い、下取りが極悪なレベルで安いなどという事が無いという事がやはり強さの源。
いくら理想を追い求めても、一生の間の「製造工程も含めた」カーボンのトータル排出量を考えると実際の話EVの低公害車神話はマダマダ神話。しかも、使用後のバッテリーの効率的な処理法はこれもまた危ういもので、とてもコストのバランスがとれているシステムとは思えないのです。
そして何よりも私がEVの購入に「全く」乗り気になれないのはその航続距離と充電の速度。各社夢の「全個体電池」に向けてまさに猛烈に金と人を注ぎ込んでいますが、恐らくその量産レベルでの実用化は28年くらいまでは来ないんじゃないかなと思っています。
その上でもっと駄目なのは日本における高圧の充電インフラの絶対的欠如。これは本当にもう絶対的なレベルで全く足りない状況だと思います。しかも今存在するインフラも高圧ではないし、劣化、故障の割合が半端ないのですから今目の前に車をただで貰ったとしても私がマンションでEV車を日常的に使用するのは相当な不便を強いられることになると思います。
数分で50%以上の充電が出来る事、充電インフラがどこにあるのかビクビクしながら走るような事が無い事、ちょっとした接触事故でバッテリーに歪みが入ったと言われ全交換などというような事が無い事、等が達成され無いければまだまだとても買えません。まさに水素自動車と同じ感じ。w
あと五年はEVを買うか否かという事で決断に関して悩むことは「私に関して言えば」無さそうです。
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